第18回

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第18回「地質学で読み解く過去の巨大地震と将来の予測 -どこまでわかったか-」

開催趣旨

2011年東北地方太平洋沖地震は岩手県沖から茨城県沖までの広範囲を震源域とする超巨大地震でした。一方、過去を振り返れば、西暦869年に発生した貞 観地震を始めとし、今回の地震とよく似た超巨大地震が数百年間隔で繰り返していたことが、地質学的な研究から明らかになっていました。このことは、地震防 災対策において、過去の巨大地震の研究が極めて重要であることを私たちに再認識させました。産総研では、過去の様々な巨大地震の痕跡を地質学的に読み解 き、地球物理学的な手法を融合させながら過去の地震像を再現し、さらに、それらの結果を将来の予測に活かすことを目ざしてきました。今回のシンポジウムで は、過去の巨大地震の解明と将来予測に関する産総研の研究の現状を紹介します。今後の巨大地震による被害を少しでも小さくするために、私たちの研究の方向 性や目標について、様々な立場の方からご意見を頂きたいと考えております。

開催概要

タイトル 地質調査総合センター第18回シンポジウム
地質学で読み解く巨大地震と将来の予測
-どこまでわかったか-
日時 2012年1月12日(木) 13:00~18:00
会場 秋葉原ダイビル コンベンションホール→<アクセス>
(東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル2階)
主催 独立行政法人産業技術総合研究所 地質調査総合センター
参加費 無料
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ポスター発表

2011年東北地方太平洋沖地震の発生過程の概要

仙台・石巻平野における2011年東北地方太平洋沖地震津波調査

海溝型地震履歴研究チーム

茨城県および千葉県沿岸における2011年東北地方太平洋沖地震津波調査

海溝型地震履歴研究チーム

2011年4月11日福島県浜通りの地震で出現した地震断層

丸山 正・粟田泰夫・吾妻 崇・斎藤英二・楮原京子・杉山雄一・吉岡敏和・谷口 薫・吉見雅行・安藤亮輔・林田拓己

歪観測による巨大地震の即時規模把握

板場智史・松本則夫・北川有一・小泉尚嗣

2011年東北地方太平洋沖地震に伴う地下水変化

北川有一・小泉尚嗣

2011年東北地方太平洋沖地震の前震が本震の発生に果たした役割

安藤亮輔・今西和俊

沿岸海域活断層調査「布田川・日奈久断層帯」:ブーマー音源による高分解能マルチチャンネル音波探査

楮原京子・愛甲崇信1・足立幾久1・坂本 泉2・滝野義幸2・井上直人3 ・北田奈緒子3 ・村上文敏・岡村行信(1大和探査技術(株),2東海大学,3(財)地域地盤環境研究所)

断層破砕物質を用いた断層活動性評価手法の開発:鳥取県西部地域における断層岩の産状

宮下由香里・小林健太1・亀井淳志2・伊藤順一・間中光雄・福士圭介3
1新潟大学,2島根大学,3 金沢大学)

邑知潟断層帯石動山断層の最新活動時期に関する検討

吾妻 崇・杉戸信彦1・堤 浩之2・廣内大助3・細矢卓志4・眞柄耕治4・伊藤太久4
1名古屋大学,2京都大学,3信州大学,4中央開発株式会社)

柳ヶ瀬・関ヶ原断層帯,鍛冶屋,関ヶ原および宮代断層の活動履歴

吉岡敏和・佐護浩一1・山根 博11ダイヤコンサルタント)

動的破壊シミュレーションによる北アナトリア断層系の連動可能性の検討

加瀬祐子・近藤久雄

日本列島のレオロジー構造と応力場のモデル化

長 郁夫・桑原保人

脆性および塑性領域における蛇紋岩の変形挙動の研究

高橋美紀

西暦869年貞観地震の実態を探る

海溝型地震履歴研究チーム

南海トラフ沿岸における古地震・津波調査

海溝型地震履歴研究チーム

歪・傾斜統合解析による,プレート境界深部ゆっくりすべりのモニタリング精度向上

板場智史・松本則夫・北川有一・小泉尚嗣・木村武志1・木村尚紀1・廣瀬仁1・針生義勝21 防災科研,2地震予知総合研究振興会)

鉛直地震計アレイによる,プレート境界深部低周波微動のモニタリング

今西和俊・武田直人

東南海・南海地震予測のための地下水等観測施設整備で得られた四国・紀伊半島周辺の浅部地殻応力分布

佐藤隆司・北川有一・重松紀生・高橋 誠・塚本 斉・木口 努・板場智史・梅田康弘・佐藤 努・関 陽児・小泉尚嗣

綾瀬川断層北部の浅層地盤構造探査 -埼玉県鴻巣市・北本市におけるS波反射法地震探査及び地中レーダー探査-

木村治夫・堀川晴央・末廣匡基1・秋永康彦1・安藤亮輔(1阪神コンサルタンツ)

雑微動の相互相関関数による中京地域の地下構造モデルの検証

林田拓己・吉見雅行・堀川晴央