第20回

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プログラム 

講演要旨集(地質調査総合センター研究資料集のページへ)
13:15–13:20 開会挨拶
佃   栄吉 (理事・地質分野研究統括)


13:20–13:30 本シンポジウムの趣旨と構成
篠原宏志 (マグマ活動研究グループ長)


【基調講演】
13:30–14:00 産業界から見た火山災害軽減への地質学的新手法 -レーザ計測と赤色立体地図-
千葉達朗 (アジア航測株式会社 技師長)

 ここ10年、地形測量の手法が大きく進化した。 航空レーザー測量による樹木を取り除いた詳細な地形の解明である。 特に火山では、火口や溶岩流や火砕流など、微地形からその地質を容易に推定できるケースも多い。 レーザー計測とその表現法としての赤色立体地図を利用した、地質調査の実践例を紹介する。

【産総研における研究成果1 国内事例】
14:00–14:25 富士火山の噴火の特性と想定される噴火災害
山元孝広 (主幹研究員)

 富士山は日本で最大の活火山である。 1707年の宝永噴火以降、表面活動は停止しているが、火山としての寿命は尽きておらず、将来再び噴火を起こすことはほぼ確実である。 富士山の噴火履歴からその特徴を明らかにし、備えるべき火山災害について考える。

14:25–14:50 伊豆大島の噴火シナリオ高度化に向けて
川辺禎久・石塚   治 (火山活動研究グループ)

 伊豆大島は日本で最もよく調べられ観測されている火山の一つである。 しかし不明確な事柄も残されており、地上ならびに周辺海域のさらなる調査が欠かせない。 海陸の地質調査の最新成果を元に、伊豆大島火山の噴火シナリオ高度化について紹介する。

14:50–15:45 【ポスターセッションコアタイム】

【提言講演】
15:45–16:15 火山活動予測に地質学など物質科学的手法が果たす役割と期待
山里   平 (気象庁地震火山部火山課長)

 従来火山活動予測には地球物理学的手法が多く使われ、気象庁の24時間火山監視も地球物理学的手法が軸となっている。 一方で、地質学や地球化学など物質科学的手法も火山活動評価に大きな役割を果たす。 物質科学的火山学が果たしてきた実績と今後に向けた期待について述べる。

【産総研における研究成果2 新手法と海外事例】
16:15–16:40 感度法によるK-Ar年代測定システムの高精度化
山崎誠子・松本哲一 (火山活動研究グループ)

 火山の活動履歴を知る上で、高精度の年代情報が不可欠である。 他の年代法の適用が困難な数万~数十万年前の火山噴出物の測定が可能な感度法によるK-Ar年代測定システムの高精度化を進めている。 構築中のシステムの概要を紹介するとともに、年代測定の役割について議論する。

16:40–17:05 岩石学的手法による噴火研究-霧島火山新燃岳噴火を例として-
斎藤元治 (マグマ活動研究グループ)

 火山噴火推移予測を行うためには、どのようなマグマが活動しているかを知る必要があり、そのためのツールが岩石学である。 岩石学的手法を用いた噴火機構の解明やマグマ供給系の実態把握に関する研究を進めており、その一例として2011年に起きた霧島火山新燃岳噴火の研究成果について紹介する。

17:05–17:30 過去1000年間に3回も巨大噴火が起こったインドネシアから学ぶこと
高田   亮 (マグマ活動研究グループ)・古川竜太 (火山活動研究グループ)

 日本では7000年前以後巨大噴火の経験がないが、インドネシアでは13世紀、1815年、1883年に地球規模の影響を与えた巨大噴火がおきた。 巨大噴火に至る準備過程、前兆現象、噴火後の影響について、インドネシアとの共同研究の成果を述べる。 将来巨大噴火を起こす火山を見つけるための取り組みも紹介する。

17:30–17:55 全体質疑

17:55–18:00 閉会挨拶
牧野雅彦 (地質情報研究部門長)