基調講演 石油の将来と現在の戦争:厳しい地球科学からの観点 【要旨】

Oin Future and War Now: A Grim Earth Sciences'View.

エイモス・ヌル(スタンフォード大学) AMOS NUR、 Stanford University、 Stanford California、 US.

世界の人口一人あたりの石油消費量は、生活水準に密接に関係している。従って、中国やインドなどの開発途上国で繁栄が進展することは、一人当たりの石油消費 量が増大することを意味する。しかし、石油は有限な資源であり世界的に生産量はまさに減少し始めた。この傾向は逆行することは無い。したがって、石油に対 する需要の増加は、国際的な争いを生み出しており、湾岸戦争、9.11 、イラク侵攻は最初の小競り合いと見ることができる。これらの小競り合いも、まだぼんやりとしか見えてこないのであるが、アメリカと中国との間で石油の争 奪がおこる可能性が高まったこと、その将来の石油争奪の問題に比べると、たいしたものではないかもしれない。

英文はこちらから:http://water.stanford.edu/nur/