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ヘリ観測  2005年6月8日

6月8日ヘリ観測
群馬県防災ヘリ「はるな」にて。
観測者、桜井鉄也氏 (前橋地方気象台)、加藤幸司氏 (気象庁火山課)、下司信夫 (産総研火山活動)
群馬県防災課より3名搭乗。

10時28分、群馬県前橋ヘリポート離陸、10時45分ごろ軽井沢上空到着。観測開始。11時10分ごろ浅間山頂空域離脱。11時30分前橋ヘリポート着陸。観測後、前橋地方気象台にて観測結果の検討およびデータ交換をおこなう。
浅間山上空は雲に覆われれているが、雲の切れ間から火口内外を観測することができた。噴煙は火口縁上200-300mほど上昇し、ゆっくりと南に流れる。青白い火山ガスをはっきりと視認できる。噴煙は主に釜山火口の北側から上昇している。(写真1)
火口底中央部は、11時過ぎに南側から10数秒間目視できた (写真2)。火口底の状況は、以前に報告された状況とほぼおなじで、火口底中央部はすり鉢状にくぼんでおり、その最深部付近に大きな (径10m程度??) 噴気孔が存在する。また、すり鉢状のくぼみのおもに西側の斜面にもより小さな噴気孔が多数見られる。すり鉢上のくぼみの西側の火口底には、昨年9月に形成された溶岩ドームの表面と思われる比較的平坦で ”溶岩しわ” あるいは割れ目が弧状に配列した部分が認められる。すり鉢状のくぼみの斜面には広く硫黄の付着が認められる。
観測された火口底温度は、火口中央部の最大の噴気孔付近で最も高く383℃ (上空10000ftより)。

 写真1 : 北側上空から見た浅間山山頂部。噴煙は火口上200-300mほど上昇し、南に流れる。周辺は雲が多い。新たな噴出物などは認められない。





 写真2 : 南側から見た浅間山山頂火口 (釜山火口) 火口底。火口底中央部にくぼみがあり、その中心部におおきな噴気孔がみられる。火口底中央部のくぼみの内側には広く硫黄の付着が認められるが、この噴気孔近傍には硫黄の付着が見られない。最高温度はこの噴気孔付近で383℃を観測。


 写真3 : 火口底東側〜火口壁をみる。全面的に昇華硫黄が付着している。





以前のヘリ観測報告

2004年9月3日 (群馬県防災ヘリ : 観測者 星住)
2005年1月17日 (長野県防災ヘリ : 観測者 古川)