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アイスランド エイヤフィヤットラヨークトル氷河の噴火情報

   アイスランド南部にあるエイヤフィヤットラヨークトル (Eyjafjallajokull) 氷河で3月20日から火山の噴火が継続的に発生しています。4月14日の噴火の影響でヨーロッパの交通機関に大きな影響を及ぼしています。

平成22年 4月 21日更新
平成22年 4月 19日開設

研究情報

高性能光学センサ (Aster) の衛星画像

   Eyjafjallajokull 氷河のASTER画像を、
"http://gbank.gsj.jp/vsidb/image/Eyjafjoll/volinfo.html" で公開しています。
   4月1日の画像の東側の端に噴煙が上がっていると思われます。TIR 画像ではその部分が高温 (画像では白く見える) になっていることが分かります。この高温部分は3月25日の画像から継続的に確認でき、範囲が広がっています。

(いずれの図も、クリックすると大きな画像が表示されます。)
ASTER_100401_m.jpg
4月1日の ASTER 画像を解析しました。NIR 画像にホットスポットと噴煙が見られます。地表温度 (単位は ℃) は TIR の飽和温度 (97度) を上回る部分もあります。

ASTER_100419_m.jpg
4月19日の ASTER 画像を示します。雲が無く、鮮明です。噴煙が広く南側に広がっていることが分かります。
ASTER_100419b_m.jpg

4月19日と4月1日の画像と比較すると、新たに山頂火口の西側から噴煙が出ていることが分かります。南側の斜面は氷河が火山灰に覆われて黒っぽくなっています。

地質図

   Icelandic Museum of Natural History Iceland Geodetic Survey による Geological Map of Iceland Tectonics (1998)

geomap_m.jpg
図中の赤枠の拡大を
右図に示します。
geomap_e_m.jpg
(いずれの図も、クリックすると大きな画像が表示されます。)

   現在、この地質図類は 地質図ライブラリー で一般公開中です。


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問い合わせ先

産総研地質調査総合センター