震央周辺地域の地質

2008年6月14日に岩手県南西部で発生したM 7.2の地震「平成20年岩手・宮城内陸地震」の震央周辺地域の地質図。20万分の1日本シームレス地質図に加筆。

星印が震央。黒い線は断層。画像をクリックすると、より大きな画像が別ウインドウで開きます。凡例はこちら。緯度経度情報 (北緯39.03°、東経140.88° *1)はHi-netによる。

*1: 2008.6.14 12:00に防災科学技術研究所のサイト(Hi-net)で確認したデータ。

20万分の1日本シームレス地質図 クリックで拡大表示
20万分の1日本シームレス地質図に加筆。

20万分の1地質図幅 クリックで拡大表示
20万分の1地質図幅に加筆。

20万分の1地質図幅では、震央周辺地域は「新庄及び酒田」、「一関」、「仙台」、「石巻」の各図幅にまたがっています。

各図幅の範囲は、右のサムネイルをクリックしてご確認いただけます。20万分の1地質図幅に関する詳しい情報は、「地質図カタログ」の「20万分の1地質図幅」のページをご覧下さい。


1986年に10万分の1特殊地質図「栗駒地熱地域地質図」が発行されています。

詳しい情報は、「地質図カタログ」の「特殊地質図幅」のページをご覧下さい。

統合地質図データベース(GeoMapDB)による10万分の1特殊地質図「栗駒地熱地域地質図」の閲覧はこちら


1958年に7万5千分の1地質図幅「鬼首」が発行されています (範囲はこちら)。6.26up!

7万5千分の1地質図幅「鬼首」は今から50年前の1958年に出版されたものですが,今回の岩手・宮城内陸地震後の地質調査で確認された地震断層の可能性のある断裂の位置は「鬼首」図幅に示された断層とよく一致しており,地震・火山防災等に活用可能な情報源として今日でも重要です.

7万5千分の1地質図幅について

産業技術総合研究所地質調査総合センターの前身である地質調査所は1882年(明治15年)に設立され,農業・土木・地下資源開発を目的として主に20万分の1地質図幅が作成されました.大正時代に入ると,諸外国の状況を見てさらに精密な地質図の必要性が認識され,7万5千分の1地質図幅が作成されましたが,84枚作成されたところで,戦後開始された5万分の1地質図幅作成事業に引き継がれることになりました.

地震による被害の大きかった地域の抜粋

これまでに確認された地震断層の可能性のある地表変状の位置を地質図上に示しました.

詳しい情報は、「地質図カタログ」の「1:75,000地質図幅」のページをご覧下さい。

問い合わせ先

産総研地質調査総合センター