トルコ東部の地震 [2011年10月23日]

2011年(平成23年10月23日) トルコ東部の地震

トルコの東部のワン(Van)地区において、2011年10月23日10時41分21秒(UTC)に地震が発生しました。米国地質調査所(USGS)によると、マグニチュードは7.2、震源の深さは20 km、震央の緯度経度は38.628°N, 43.486°Eです。

2011年10月31日更新

地震情報

turkey.pngトルコ東部における10月23日の震源位置。今回の震源は、北上するアラビア・プレートによるユーラシアプレート(イラン・マイクロプレート)との衝突部で起きています。黒色線は国境、青色線はプレート境界。(地形図はETOPO1を、プレート境界はこちらのデータを使用)
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(上)1973年以降のトルコ周辺における震源分布(USGS)。星印が今回の地震の震央。

(下)1976年以降のマグニチュード4以上の地震のメカニズム解(global CMT project)。

今回の地震は、圧縮軸が南北を向く逆断層で、アラビアプレートが北上しているために起きたと思われます。 今回の震源の近くのトルコ・イラン国境付近では、1976年11月24日にもM7.3の地震(39.1°N 44.0°E)が起きており、3900人の犠牲者が出ています(USGS)。

現地の写真

湖岸でみつかった数10cm前後の隆起を示唆する旧汀線の痕跡.撮影はトルコ鉱物資源調査開発総局(Maden Tetkik ve Arama Genel Müdürlüğü (MTA))のオメール・エムレ研究員。

  • 湖水面上に露出した旧汀線の痕跡(その1)。
  • 湖水面上に露出した旧汀線の痕跡(その2)。
  • 地震によって水面上に露出した石灰質堆積物。堆積物の上面が地震前の湖水面の位置を示している。

産総研は旧工業技術院地質調査所時代からトルコ鉱物資源開発調査総局と研究協力覚書(MOU)を結び、活発な研究協力を行ってきました。2011年には活断層・地震の1課題の付属文書を含むMOUの再締結を予定しており、さらなる研究協力を行っていきます。

参考:世界のプレート境界(USGS

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問い合わせ先: 産総研地質調査総合センター