第1回「地質の日」事業の終了について

「地質の日」事業推進委員会
委員長 中尾 征三

全国各地で行われた第1回「地質の日」事業は,好評のうちに終了することができました。「地質の日」事業を行った皆様にお喜び申し上げるとともに,皆様のご努力に敬意を表します。

「地質の日」発起人会,またそれを受けて設立された事業推進委員会では,各地の博物館等を核に,大学,業界等,異業種にわたる地質の専門家が結集して「地質の日」事業を行いました。野外行事に適切な季節であることから地質の見学会等が行われることを期待していましたが,当日の天候不順により一部が中止になった行事もありました。しかし、全国40ヶ所近くの博物館や研究機関等で各種行事として行われ、全体としては充分な盛り上がりを見せました。

本年の「地質の日」事業は成功裏に終わりましたが,この事業は,来年の第2回以降も長く続けていくものです。事業推進委員会では,今年上手にできたところのやり方を参考に,他の地域でも地域の地質に合わせた形で事業を行えたらよいと考えております。また本年の成功を受けて,地質ニュース誌(実業広報社)において,第1回「地質の日」事業の特集記事を企画しております。

この事業によって,地質情報を一般の方に直接伝える博物館等の機関が元気になり,またジオパークなどの地質情報を使った地域活性化が進むことが期待されます。また今後も,「地質」の社会的価値を高めていくため,来年の地質の日も盛大に行いましょう。