「地質の日」経済産業省特別企画

~「いま知りたい!海洋地質図の世界」のパネル展示を開催します~  日本は海に囲...

~「いま知りたい!海洋地質図の世界」のパネル展示を開催します~

~「いま知りたい!海洋地質図の世界」のパネル展示を開催します~

 日本は海に囲まれ、国土面積の約13倍に相当する広大な海域を有します。今後の更なる海洋利用を促進するためには、海底の地盤情報や海洋資源の把握、海域の地震・津波履歴の把握が必要不可欠です。国立研究開発法人産業技術総合研究所地質調査総合センター(以下、産総研GSJ)では、これらを国土の基礎情報として「海洋地質図」にまとめています。こうした地質情報をより身近に感じていただくために、5月10日の「地質の日」に合わせて、5月1日~26日の期間に経済産業省本館1階ロビーにおいて、海洋地質図の作り方とその活用に関する展示を行います。

1.5月10日「地質の日」の由来

 明治9年(1876年)5月10日に日本で初めて広域的な地質図として 「日本蝦夷地質要略之図にほんえぞちしつようりゃくのず 」(200万分の1)が作成されたこと、明治11年(1878年)5月10日に地質の調査を扱う組織(内務省地理局地質課)が定められたことに由来して、平成19年(2007年)に「地質の日」が制定されました。

2.地質の調査に関する取組

 国立研究開発法人産業技術総合研究所地質調査総合センター(GSJ)は、140 年にわたり、各種地質図やデータベースなどの地質情報を整備しウェブサイト等で公開しています。

3.展示の概要

(1) 期間:令和5年5月1日(月)~令和5年5月26日(金)

(2) 場所:経済産業省本館1階ロビー(正面玄関側)

(3) 内容:「いま知りたい!海洋地質図の世界」

産総研GSJでは1970年代から日本列島周辺の海域で地質調査を行って参りました。海洋地質図を作成する上で必要となる調査方法、調査結果を取りまとめた海洋地質図の種類やその見方、海底資源調査に使われる最新の観測システム、これからの海洋利用に向けた取り組みなどを含め、展示パネルでわかりやすく紹介します。

展示パネル

「いま知りたい!海洋地質図の世界」

「いま知りたい!海洋地質図の世界」のPDFファイルはこちらからダウンロードできます(2MB)。
本パネルは、CC BY-ND適用(政府標準利用規約2.0適用外)です。

海洋地質図をはじめとする様々な地質図に関する情報を以下のサイトからご覧頂けます

本サイトでは、本展示で解説した「海洋地質図」に関する情報をまとめています。紙媒体による出版物、CD-ROMによる出版物、データ公開等、公開時期により情報公開の形式が異なりますのでインデックスとしてご活用ください。

本展示で解説した「海陸シームレス地質図」に関する情報をまとめています。CD-ROMによる出版情報、ホームページ上でのデータ公開に関する情報を公開しています。

産総研GSJが発行する地質図類や活断層・第四紀火山等の数多くの地質情報だけでなく、他機関の地質関連情報も地図上で重ね合わせ表示できるサイトです。左のコラムから「海洋地質図」や「海陸シームレス地質図」を選択し、地域ごとに表示することができます。

産総研GSJの研究成果を発信するデータベースのリンク集です。地球科学に関する様々な情報をご利用いただけます (上記の「地質図Navi」もこの一部です)。

展示パネルの技術的内容についてのお問い合わせ先
国立研究開発法人 産業技術総合研究所地質調査総合センター
  担当者:宍倉、金子、三澤
  電話:029-861-3540
  メール:gweb*gsj.jp(*を@に変換してください)
その他の地質の日関連行事

5月10日を中心に、全国の博物館や大学など研究機関で開催される「地質の日」を記念した講演会や野外観察会などのイベントを、地域ごとに掲載しています。