平成18年12月4日 地質調査総合センター
産総研地質調査総合センターにおけるCPD認定について
はじめに
地質調査総合センター (GSJ) は、地質地盤情報協議会等の産学官連携活動を通じて、地質コンサルタントの技術者などを対象に、地質情報の普及及びその利活用の推進を図っています。そうした中、GSJ では、GSJ 及び傘下各ユニットが主催するシンポジウム等において、技術者の方に CPD (Continuing Professional Development; 継続教育) を認定することにより、参加者の便宜を図るとともに、産学官連携活動のさらなる拡大を図ることを目指すことに決定いたしました。
認定基準
今回、全国地質調査業協会連合会と関連6学会 (日本応用地質学会、日本地質学会、日本地下水学会、日本地すべり学会、物理探査学会、及び日本情報地質学会) による CPD 統一基準に準拠して、独自の基準を作成いたしました (資料1)。
申請者の方へ
CPD を認定する講演会等では、主催者 (GSJ または傘下各ユニット) が事前に認定される単位をお知らせし、申請を希望される方には、受講時に受講証明書を発行いたします (資料2)。
また、上記講演会で講演された方や GSJ 内の委員会の委員等に就任された方で、CPD の認定を希望される方は、各主催者事務局へお問い合わせ下さい。
用語解説 : CPD
CPD とは、技術者の継続的な専門教育のことです。技術士は、弁護士と同じように一度登録することにより生涯通用しますが、2001年4月に改正された「技術士法第47条2項」で、CPD による自己学習が義務化されました。CPD の概要は、以下の通りです。
(1) APEC (アジア太平洋経済協力閣僚会議) エンジニアの相互認証のために必要とされる CPDH (実時間×重み係数) は5年間で 250 単位とされており、技術者が年間に学習すべき CPDH は平均 50 程度。
(2) 自己学習記録に入力する項目 (研修・講習、業務経験、技術指導、論文発表、技術に関する組織外活動等) の CPDH は、(社) 日本技術士会の指標を参考に自らの責任で決めることになっている。