地質調査総合センター研究資料集、 no. 564

日本列島における地下水賦存量の試算に用いた堆積物の地層境界面と層厚の三次元モデル(第一版)
Three-dimensional model on the boundary depth and thickness of sediments for estimation of groundwater storage in the Japanese islands –first edition

越谷 賢・丸井敦尚

Masaru Koshigai and Atsunao Marui

内容紹介:

本資料は日本列島における基準地域メッシュ(約1kmメッシュ)あたりの地層境界面と層厚の三次元モデルのデジタルデータ(第一版)である。三次元モデルは対象とした主要な地下水盆(第1図、第1表)における地下水賦存量を試算するために、数値地質図とボーリングデータから地球統計学的手法を用いて構築した。Model_1_v.1.xlsx~Model_4_v.1.xlsxには鹿野ほか(1991)に準じた新第三紀(N1、N2、N3)から第四紀(Q1、Q2以降)までの5つの地層の境界面の標高と層厚、Br_List_v1.xlsxには三次元モデルを構築するのに用いたボーリング柱状図のリストが収録されている。三次元モデルを用いて作図した各層の境界面の深度分布と層厚分布図を第2図~第5図に示した。本資料の構築方法や試算した地下水賦存量等については、越谷ほか(2011)に収録されているので参照されたい。なお、対象とした地下水盆以外の箇所(例えば、山地や火山地)では、モデルが存在するものの信頼性は低い。

gsj_openfile_564.pdf (3.6MB)

Model_1_v.1.xlsx

Model_2_v.1.xlsx

Model_3_v.1.xlsx

Model_4_v.1.xlsx

Br_List_v1.xlsx

受理日:2012年7月20日

引用例:

越谷 賢・丸井敦尚(2012) 日本列島における地下水賦存量の試算に用いた堆積物の地層境界面と層厚の三次元モデル(第一版).地質調査総合センター研究資料集,no.564,産業技術総合研究所地質調査総合センター.

Bibliographic Reference:
Masaru Koshigai and Atsunao Marui(2012) Three-dimensional model on the boundary depth and thickness of sediments for estimation of groundwater storage in the Japanese islands –first edition. Open-File Report no.564, Geological Survey of Japan, AIST.