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表紙

人工改変された分岐砂嘴,三保半島と三保の松原

人工改変された分岐砂嘴,三保半島と三保の松原 三保半島は,安倍川から流れ出た土砂が沿岸流によって東方へ移動して堆積し,折戸湾を囲むように段階的に成長した,我が国を代表する分岐砂嘴(さし)である.現在のバリアー地形をなしたのは約7,000年前からとされ,しかも16世紀以前は三保嶋というバリアー島であったと記録されている.現在では清水港の発展と共に人工改変が著しく進み,折戸湾側では原地形は保存されていない.三保の松原は三保半島南岸に広がる海浜の名称であり,松林が生い茂る海浜と富士山の眺望は,浮世絵でも広く知られている.
 しかし,近年では,海岸浸食が社会問題化している.その主な原因は安倍川での土砂採取,砂防ダムの建設や護岸工事を行ったためと言われている.

(写真・ 文:産総研地質調査総合センター地質情報研究部門 七山 太)

目次

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タイトル / 著者PDF
表紙・目次・裏表紙 人工改変された分岐砂嘴,三保半島と三保の松原 / 七山 太 1.7MB
 
p.31-40 5万分の1地質図幅「身延」の紹介 / 尾崎正紀 14.5MB
p.41-44 FREA で地質を楽しもう― 福島再生可能エネルギー研究所2018 年一般公開での地質展示― / 阪口圭一・石原武志・村田泰章 6MB
p.45-50 東・東南アジア地球科学計画調整委員会(CCOP)第54 回年次総会・第71 回管理理事会参加報告 / 加野友紀・内田利弘 2.5MB
p.51-54 地質で鉄道をもっと楽しくするアプリ「鉄道地質」の紹介 / 内藤一樹 1.3MB
p.55-59 「GSJ 筑波移転」第5回 渡邊頼子さんインタビュー「組織運営の実務側から見た筑波移転」 / (聞き手)小松原純子 6.4MB
p.60 受賞・表彰「鉄道地質が『Linked Open Data チャレンジJapan 2018最優秀賞』を受賞」 224KB