GSJ 地質ニュース
表紙
羅臼市街地から望む知床連峰の最高峰,羅臼岳火山
羅臼岳(標高1661 m;アイヌ語名ではチャチャヌプリ)は,北海道東部,知床半島脊梁部に分布する知床連山の最高峰を成す活火山である.直径は約5 km,大部分が輝石安山岩の溶岩や火砕岩からなる成層火山であり,その頂部には溶岩ドームが載っている.有史以降現在まで火山活動は認められていないが,過去に遡ると2200~2300年前,1400~1600年前,500~700年前の3つの時期に規模の大きい噴火が発生したことが知られている.この一帯はヒグマの生息地であり,登山や調査の際には十分な備えが必要である.
(写真・文:七山 太 産総研 地質調査総合センター地質情報基盤センター/
ふじのくに地球環境史ミュージアム)
目次
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頁 | タイトル / 著者 | |
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表紙・目次・裏表紙 | 羅臼市街地から望む知床連峰の最高峰,羅臼岳火山 / 七山 太 | 7MB |
p.101-102 | 地質情報展 2024 やまがた 産総研東北センターからの出展報告 / 田口修弘 | 895KB |
p.103-107 | 地質情報展 2024 やまがた:山形県の鉱物資源 / 天谷宇志・左部翔大 | 1.3MB |
p.108-110 | 地質情報展 2024 やまがた 化石レプリカづくり / 石野沙季・中村由美・利光誠一・中島 礼・百目鬼洋平・山谷忠大・川邉禎久 | 986KB |
p.111-115 | 2024年度地質標本館における博物館実習 / 中村由美・森田澄人・兼子尚知・川邉禎久 | 2.3MB |
p.116-117 | 地質標本館イベント「自分で作ろう!!化石レプリカ」開催報告 / 兼子尚知・利光誠一・森田澄人・川邉禎久・常木俊宏・福田和幸・瀬口寛樹・中村由美・朝川暢子・清水裕子 | 695KB |
p.118-119 | 地質標本館イベント「地球なんでも相談」開催報告 / 兼子尚知・川邉禎久・森田澄人・武井勇二郎・常木俊宏・藤原智晴・福田和幸・瀬口寛樹・下川浩一・朝川暢子・清水裕子 | 810KB |
p.120-124 | 2024年度GSJ見学会開催報告 / 草野有紀・中村佳博・梅澤良介・今泉博之 | 1.9MB |
p.125-130 | 2024年度FREA一般公開でのGSJ展示を担当して / 柳澤教雄・中川圭子・伊藤順一・内野隆之・小松原純子 | 4.1MB |