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”生きている化石”メタセコイアの季節変化

”生きている化石”メタセコイアの季節変化  地質標本館の前には6本のメタセコイアが植えられている.メタセコイアは,白亜紀から現在まであまり変わらない形態で存続している“生きている化石”であり,落葉する針葉樹としても知られる.春から10月(左上)までは緑の葉が茂っているが,11月(右上)になると葉が黄色に,そして12月前半(左下)には橙色に変化するという,美しい黄葉がメタセコイアの特色である.しかし,12月後半には落葉が始まり,1月(右下)になると枝振りが寂しい樹姿となる.

(写真・文:中島 礼 産総研地質調査総合センター 地質情報研究部門)

目次

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タイトル / 著者PDF
表紙・目次・裏表紙 ”生きている化石”メタセコイアの季節変化 / 中島 礼 1.4MB
p.91-96 地質標本館企画展「メタセコイア-白亜紀から現在までの姿-」開催報告 / 中島 礼・都井美穂・森田澄人・谷田部信郎・常木俊宏・瀬戸口希・朝川暢子・清水裕子・春日真奈美 2.7MB
p.97-100 東日本大震災の津波が長寿二枚貝ビノスガイの大量死に関与していたことを殻の分析から推定 / 窪田 薫・白井厚太朗・杉原奈央子・清家弘治・南 雅代・中村俊夫・棚部一成 1.3MB
p.101-108 日本人宇宙飛行士を対象とした地質学訓練 / 高橋雅紀 9.5MB
p.109-115 「移動地質標本館」の記録 / 利光誠一・兼子尚知 1.7MB
p.116-118 <新刊紹介>地形学 648KB