国際連携活動 トップへ

ICDPとは?

 1996年に、ドイツ、米国、中国が中心となって国際陸上科学掘削計画(ICDP)が設立されました。ICDPは国際深海掘削計画(ODP)の陸上版にあたり、科学的な動機を中心とした計画です。

 これまでICDPの掘削プロジェクトに提案された研究対象としては、バイカル湖、ハワイ島のスーパープリューム、雲仙火山、ユカタン半島チクスルブ隕石衝突孔、サンアンドレアス断層、台湾 Chelungpu 断層などがあり、いくつかではGSJの研究者の大きな貢献がありました。また、2014年から開始されたアルパイン断層深部掘削プロジェクトでもGSJの研究者が大きく貢献しています。ICDPによって、我が国の科学者・技術者は、これらの世界的な掘削計画へのアクセスが可能となるだけでなく、掘削・検層の新技術の開発、掘削データベースへもアクセスすることができます。

IODPとは?

国際深海科学掘削計画(IODP)は、ODPを引き継いで、2003年に開始された統合国際深海掘削計画を経て、2013年から新たなフェーズに移行した多国間科学研究協力プロジェクトです。IODPでは、日本の地球深部掘削船「ちきゅう」の他、アメリカやヨーロッパの掘削船を用いて、世界中の海底を掘削し、地球や生命の謎の解明を目指しています。現在は、「気候・海洋変動」「生命圏フロンティア」「地球活動の関連性」「変動する地球」を主なテーマとしています。

J-DESCと産総研の役割

 J-DESC(日本地球掘削科学コンソーシアム)は、地球掘削科学の科学推進や各組織・研究者の連携強化を目的として、大学や国立研究機関が中心となって設立され、その中の陸上掘削部会・IODP部会がICDPやIODPのプロジェクトをサポートしています。産総研は、J-DESCの理事機関・メンバー機関として活動をしており、国内研究者のICDP/IODP科学データへのアクセスや、ICDP/IODP掘削プロジェクトへの参加を支援するほか、掘削関連のスクールや講演会等の共催を行っています。また、ICDP/IODPに提出された研究提案は、国際的な科学諮問グループにより審査されます。 審査基準の優先順位は、科学的成果、技術的実現可能性、現実的な予算措置、社会にとって重要な問題を含むかどうか、などです。産総研では科学諮問グループを含む様々な関連委員会に貢献しています。

略語とリンク

ICDP(国際陸上科学掘削計画)

International Continental Scientific Drilling Program

IODP (国際深海科学掘削計画)

International Ocean Discovery Program

J-DESC(日本地球掘削科学コンソーシアム)

Japan Drilling Earth Science Consortium