陸上掘削サイエンス・プランシンポジウム

「地球をのぞくファイバースコープ -陸上科学掘削と社会」

趣旨

地球科学の進歩により,地球内部の構造や変動のメカニズムが明らかになりつつあるなかで,地下深くに掘削していき,直接,深部岩石試料を採取し,孔井内において原位置計測し,さらに長期モニタリングすることが,問題解決を飛躍的に高める場合が多くあると考えられます. そのような掘削科学の効果的な発展を目指す研究者ネットワークである日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC,http://www.aesto.or.jp/j-desc/index.html )では,今年度,陸上掘削部会を設置するとともに陸上科学掘削プロジェクトの指針ともなるサイエンス・プランを出版しました. そして,陸上科学掘削によって解明されるべき地球科学的諸課題や掘削における技術的な問題点などを,各分野の専門家で議論し,社会が抱える災害,資源,環境等の問題を解決する手段としての陸上科学掘削の重要性を,広く一般に理解を得ることを目的として,下記のとおり,シンポジウムを開催することにいたしました. 参加は自由ですので,どうぞご参加いただきますようお知らせいたします。

概要

日時 平成17年12月22日(木) 14:00~18:00
会場 東京大学 "小柴ホール"
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_06_01_j.html
(東京大学理学部1号館中央棟2階: 下車駅:根津,東大前,本郷3丁目)
主催 日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC)
共催 (独) 防災科学技術研究所, (独) 産業技術総合研究所, 東京大学理学系研究科
(独) 海洋研究開発機構
後援 文部科学省(申請中)
協賛 全国ボーリング技術協会
参加費 無料(事前登録などありませんので,ご自由にご参加ください。)
参加者に陸上掘削サイエンス・プラン「地球をのぞくファイバースコープ」を配布予定。
実行委員会 小村健太朗(委員長 (独) 防災科学技術研究所),
浦辺徹郎(東京大学,J-DESC陸上掘削部会長),山田隆二((独)防災科学技術研究所),
木村克己((独)産業技術総合研究所),角井朝昭((独)産業技術総合研究所),
小松原純子((独)産業技術総合研究所),林為人((独)海洋研究開発機構)
お問い合わせ 305-0006 つくば市天王台3-1 (独)防災科学技術研究所
固体地球研究部門小村健太朗
電話:029-863-7624  FAX:029-863-7610
電子メール:omuraあっとbosai.go.jp("あっと"の部分を"@"に置き換えて下さい)

プログラム

I. はじめに(14:00-14:15)
座長:小村健太朗((独)防災科学技術研究所)
・石原舜三(日本地球掘削科学コンソーシアム会長)
開会挨拶
・浦辺徹郎(東京大学理学系研究科)
「陸上掘削サイエンス・プランのめざしているもの」
II. 科学掘削がめざすもの:人間社会と地球科学の調和(14:15-15:00)
座長:藤本光一郎(東京学芸大学)
・長沼毅(広島大学生物圏科学研究科)
「科学掘削で明らかになる地下生物圏の世界」
・井龍康文(東北大学理学研究科)
「科学掘削による地球環境変遷復元のブレイクスルー」
III. 招待講演(15:00-15:30)
座長:林為人((独)海洋研究開発機構 JAMSTEC)
・平朝彦(CDEX/JAMSTEC)
「掘削船『ちきゅう』による海洋掘削プロジェクトのスコープ」
IV. 休憩(15:30-15:40)
V. 科学掘削を支える技術(15:40-16:00)
木村彰宏(全国ボーリング技術協会)・薦田靖志(住鉱コンサルタント(株))
(ピロティにおいて発表。掘削ツール,検層ツール,掘削コアなどの展示も行ないます。)
VI. 科学掘削がめざすもの:都市災害の軽減と地球科学(16:00-16:45)
座長:角井朝昭((独)産業技術総合研究所)
・佐藤比呂志(東京大学地震研究所)
「巨大地震の繰り返し発生メカニズム解明の切り札としての科学掘削」
・木村克己・安原正也・高橋雅紀((独)産業技術総合研究所)
「科学掘削は都市の地震防災・地下水資源利用にいかに役立つか」
VII. パネルディスカッション(16:45-18:00)
司会:橘由里香(東京大学総合文化研究科)
「こんな地球ファイバースコープが欲しい!」
(パネラー:サイエンス・プランの各章担当者および招待講演者)