地質調査総合センター研究資料集、 no. 634

ウラン–鉛年代データ解析のためのPythonスクリプト
UPbplot.py: a python script for U–Pb age data analysis

野田 篤*1
Noda, Atsushi

*1地質情報研究部門(AIST, Research Institute of Geology and Geoinformation)

内容紹介:

お詫びとお知らせ:

本スクリプトについて、内容の以下の更新の明示がサイト上でなされておりませんでした。

・2016/8/9: Ver0.0.1(当初掲載ファイル)
・2016/9/23: Ver0.0.2(Ver0.0.2の更新ファイル)
・2016/11/16: Ver0.0.3(Ver0.0.3の更新ファイル)

※最新版2019年1月24日修正:(Ver0.0.7の更新ファイル)
主な変更点は以下の通りです.

バージョン0.0.7の主な変更点は以下の通りです(2019/01/24).
・ヒストグラムを密度で描画できるようにした.
・KDE(カーネル密度推定)曲線の調整.

バージョン0.0.6の主な変更点は以下の通りです(2018/09/12).
・Python3をデフォルトにした.
・207Pb/206Pbの年代値を計算するようにした.
・MSWDの計算方法を修正した.

バージョン0.0.5の主な変更点は以下の通りです(2017/10/30).
・プロットする図を4種類の中から選択できるようにした.
・KDE(カーネル密度推定)曲線の描画に関する修正

バージョン0.0.4の主な変更点は以下の通りです(2017/4/21).
主な変更点は以下の通りです.
207Pb/206Pb年代とその誤差を計算できるようにした(calc_age_7Pb_6Pb).
・コンコーディア年代のMSWDについて、3種類(concordance、equivalence、combined of them)の中から1種類を選べるようにした.
・有効数字の表示桁数を指定できるようにした.


バージョンが異なることで、スクリプトを用いた結果が厳密には一致しない場合があり、利用者の皆様に御迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。 (2019.01.24)


UPbplot.pyはウラン–鉛の同位体比から年代値の計算を行い,それを可視化するスクリプトである.スクリプトのソースコードはPythonとNumpy, Scipy, Matplotlibなどの追加ライブラリを用いて記述されており,Mac,Windows, Linuxなどの複数のプラットフォーム上で動作する.この資料集には,そのソースコードと既報データを用いた使用例を収録している.

A source code, UPbplot.py, was developed for calculation and visualization of U–Pb age data. This script was written in Python with some additional libraries including Numpy, Scipy, pandas, and Matplotlib. It is a operating system-independent software to calculate and plot one- and two-dimensional weighted mean, concordia age, and concordia-intercept ages from U-Pb isotopic data. This open-file contains the source code with some examples of data and configuration files.

本研究資料集のCD-ROMに収められたファイルは下記の通りです。

受理日:2016年8月9日

引用例:

Noda, A. (2016) UPbplot.py: a python script for U–Pb age data analysis. Open-File Report, no. 634. Geological Survey of Japan, AIST.