地質調査総合センター研究資料集、 no. 591

地質標本館2014年 春の特別展 地質の目でみる地震災害の連鎖
-東北地方太平洋沖地震によって引き起こされた複合的災害の解明-

岡村行信*1・桑原保人*1・宍倉正展*1・藤原 治*1・行谷佑一*1・宮下由香里*1
水野清秀*2・小松原 琢*2・石原武志*2・田村 亨*2・山口和雄*2・村田泰章*2・張 銘*3
原 淳子*3・丸井敦尚*3・井川怜欧*3・小野昌彦*3・宮越昭暢*3・町田 功*3・樽沢春菜*3
楠瀬勤一郎*3・宮地良典*4・内田利弘*5・川辺能成*6・澤井祐紀*7・内田洋平*8
吉岡真弓*8・前杢英明*9・越後智雄*10・松岡昌志*11・山本直孝*12・若松加寿江*13
駒井 武*14・小原直樹*15

*1活断層・地震研究センター・(2014年4月より活断層・火山研究部門)*2活断層・地震研究センター・
*3地圏資源環境研究部門・*4企画本部・*5イノベーション推進本部・*6地質分野研究企画室・*7地質標本館・
*8再生可能エネルギー研究センター・*9法政大学・*10地域地盤環境研究所・*11東京工業大学・
*12防災科学技術研究所・*13関東学院大学・*14東北大学・*15日本工営株式会社

内容紹介:

平成23年3月11日に、東北地方太平沖で国内観測史上最大の地震が発生しました。この地震にともなって巨大な津波が発生し、大きな被害をもたらしました。陸上では、揺れによる家屋の倒壊だけでなく、地盤の液状化による被害も深刻でした。さらに、津波によって運ばれた土砂が、土壌や地下水を汚染するという、それまでに考えられないようなこともおきました。こうした地震による災害の連鎖は、実は“地質学”に大きく関係した現象です。私たちは、東日本大震災でなにが起きたのか、また起きつつあるのか、ということを地質学の目から解き明かし、今後の防災に役立てようとしています。

本特別展では、震災後に産総研の地球科学者が行った研究について、わかりやすく展示します。
※この研究は、平成23年度第三次補正予算「巨大地震・津波災害に伴う複合地質リスク評価」によって行われました。

本研究資料集の内容はこちらをご覧下さい。

受理日:2014年3月31日

March 31, 2014

引用例:

(全体の引用例)
岡村行信・桑原保人・宍倉正展・藤原 治・行谷佑一・宮下由香里・水野清秀・小松原 琢・石原武志・田村 亨・山口和雄・村田泰章・張 銘・原 淳子・丸井敦尚・井川怜欧・小野昌彦・宮越昭暢・町田 功・樽沢春菜・楠瀬勤一郎・宮地良典・内田利弘・川辺能成・澤井祐紀・内田洋平・吉岡真弓・前杢英明・越後智雄・松岡昌志・山本直孝・若松加寿江・駒井 武・小原直樹 (2014) 地質標本館特別展「地質の目でみる地震災害の連鎖 -東北地方太平洋沖地震によって引き起こされた複合的災害の解明-」.地質調査総合センター研究資料集、no.591、産業技術総合研究所地質調査総合センター.

(個別ページの引用例)
岡村行信・2014, 過去の巨大津波を解明する調査・研究.地質標本館(編),地質標本館特別展「地質の目でみる地震災害の連鎖 -東北地方太平洋沖地震によって引き起こされた複合的災害の解明-」.地質調査総合センター研究資料集、no.591、産業技術総合研究所地質調査総合センター.