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表紙

いすみ市大原海岸に露出する 上総かずさ層群大原層の露頭

いすみ市大原海岸に露出する上総層群大原層の露頭  千葉県いすみ市の大原海岸には更新統の上総層群大原層下部からなる大規模な海食崖が見られる.露頭は砂勝ちの砂岩泥岩互層からなり,小規模なチャネル構造や未固結変形が観察できる.堆積環境は海底扇状地と考えられている.写真の人物の左手のあたりに露出している白色テフラ層KB (Oh18) は,わずかに大隅石を含むことを特徴とする広域テフラで,中央日本の東海層群,古琵琶湖層群,大桑おんま層中のテフラに対比されている.

(写真 ・文:小松原純子・宇都宮正志 産総研地質調査総合センター
地質情報研究部門)

目次

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タイトル / 著者PDF
表紙・目次・裏表紙 いすみ市大原海岸に露出する上総層群大原層の露頭 / 小松原純子・宇都宮正志 2.3MB
p.127-128 地質調査総合センターの令和5(2023)年度運営体制紹介とご挨拶 / 中尾信典 906KB
p.129-131 地質調査総合センターの2023 年度研究展開 /今泉博之 623KB
p.132-137 地質情報研究部門の2023 年度研究戦略 / 荒井晃作 2.8MB
p.138-141 活断層・火山研究部門の2023 年度研究戦略 / 藤原 治 1MB
p.142-144 地圏資源環境研究部門の2023 年度の研究戦略 / 相馬宣和 1.9MB
p.145-147 再生可能エネルギー研究センター 地熱チーム・地中熱チームの2023 年度研究戦略 / 浅沼  宏 1.7MB
p.148-149 地質情報基盤センターの2023 年度業務戦略 / 吉川敏之 661KB
p.150-160 「日本地質誌」抄訳 ーJ. J. ライン著『日本の実地調査と研究』第1巻(1881)より-(その1)日本の地質概要および山地構成層 / 山田直利・矢島道子 1.5MB