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ボーリング

ボーリングとは地層を掘削して石を採取する方法です。ボーリングは地下の地質を直接調べることができるので、地盤の強度を調べるためにほとんどの大きな建設工事では事前調査で実施されています。地質調査に有効であるほか、身近な例では地下水や温泉を掘り揚げるのに使われています。

柔らかい地層では崩れてしまうこともありますが、硬い石や地層では連続した棒状の試料が採れます。これをボーリングコアと呼びます。 右の図は関西空港建設のために実施されたボーリングの例です。

石を抜き取った後のボーリング孔は、小型のカメラやスキャナを挿入して壁の岩盤を直接観察することがあります。特に、正確な割れ目の位置を確認したい場合などに有効です。また、ボーリング孔を利用して、各種の物理探査を行うこともあります　(物理検層)。

更に多くの野外調査の例や地質の産状が　絵で見る地球科学　のページにあります。