地質標本館夏の特別展巡回展「有珠火山-その魅力と噴火の教訓-」

趣旨

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日本有数の活火山である有珠火山は、20~30年おきに噴火をくり返し、災害をもたらしてきました。一方で、すばらしい景観や温泉といった恵みも与えてくれ、周辺地域は世界ジオパークにも認定されています。その活動について深く知れば、私たちは火山と上手に共生していけるでしょう。
巡回展「有珠火山 -その魅力と噴火の教訓-」では、有珠火山の生い立ちや過去の噴火活動について紹介します。また、地域と行政、研究者が噴火災害に一体となって取り組んだ2000年噴火の様子を紹介し、火山との共生について考えます。

概要

展示期間:2010年7月21日(水)~9月26日(日)

共催:全国火山系博物館連絡協議会

展示内容
第1部有珠火山について知る ・有珠火山の生い立ち
・有珠火山の噴火の特徴 
・ 1663年タイプの噴火 ~山頂からの大規模軽石噴火
・ 1769/1822/1853/1977~1978年タイプの噴火 ~山頂での軽石噴火、火砕流、ドーム形成
・ 1910/2000年タイプの噴火 ~山麓で繰り返される水蒸気爆発
・ 1943~1945年タイプの噴火 ~長い前兆期間、山麓での溶岩ドーム形成
・有珠火山の岩石
・地下のマグマの動きが見えてきた
・噴火が生んだ温泉
・有珠火山の仲間たち
第2部火山との共生 ・研究者と行政の連携 ~前兆地震から事前避難まで~
・避難所での生活
・仮設住宅での生活
・噴火の教訓と火山の恵みを伝える
・エコミュージアム
・人びとにとっての「有珠山」 ~住民の想い~
第3部ジオパーク ・ジオパーク ~大地の公園~
・日本のジオパー

関連イベント

地質標本館特別講演会「火山噴火災害の現場から」

講師 千葉達朗 (アジア航測株式会社総合研究所技師長)
日時 7月24日 (土) 15:00~16:00
場所 産総研・共用講堂 2階大会議室入場無料・

地殻変動の大きな有珠山や、火山ガスを出し続けた三宅島など、火山の噴火には個性があります。その現場では何が起こっていたのでしょうか。また、どのような対策がとられたのでしょうか。
伊豆大島や2000年三宅島、2000年有珠山噴火など数々の火山災害の現場写真やビデオを通じて、火山災害とはどのようなものか、被害を減らすためにどのような取り組みが行われたのか紹介します。
講演会当日は、産総研つくばセンターの一般公開を行っています。
皆様のご来場をお待ちしております。