地質標本館春の特別展

五百澤智也山のスケッチとフィールドノート

趣旨

展示期間:2009年4月14日(火)~2009年7月5日(日)

展示協力:千葉県立中央博物館

s35.jpgfieldnote.jpg

スケッチを描くこと、それは対象をよく観察することに他なりません。 地形学、地質学の研究者にとってスケッチとは、単に景色を写し取るだけではなく、淡い地層境界や岩盤の色合いなど、写真だけではわからない情報を正確に読み取る高度な調査技術なのです。

国土地理院OBで地理学者、地図作家である五百澤智也氏の鳥瞰図とスケッチは、地形研究者の科学的な視点と、地形図作成技師としての高い描画技術に裏打ちされた科学画です。研究テーマである氷河地形を中心に、山のなりたちが読み取れるように描かれています。

特別展「五百澤智也山のスケッチとフィールドノート」では、作品の科学的な側面にスポットを当てます。精密に描かれた鳥瞰図と山の地形・地質の解説を並べて展示し、鳥瞰図に描かれた地形・地質のなりたちを紹介します。また、ヒマラヤ山脈の氷河観測で使われたフィールドノートを展示し、研究対象を正確に記載してその成り立ちを考える研究者の視点を伝えます。
ポスター画像

展示内容

五百澤智也の世界(入替展示) 五百澤智也氏が描かれた代表的な作品を紹介します。会期中に展示作品の入れ替えを行います。
1期(4/14~5/10)北アルプスの山々
2期(5/12~6/7)東北の山々
3期(6/9~7/5)ヒマラヤの山々
鳥瞰図と地質情報 鳥瞰図に描かれた槍穂高連峰と富士山の地形・地質のなりたちを解説します。
ヒマラヤのフィールドノート ネパールヒマラヤの氷河調査の写真や概要とともに、現地で描かれたフィールドノートを展示します。

関連イベント

地質標本館特別講演会

4月19日(日) 13:30~15:00 産総研つくば中央・共用講堂
原山智(信州大学)「地質探偵ハラヤマと探る槍穂高連峰の生い立ち」
※ご来場は無料です。事前予約の必要などはありません。多くのご来場をお待ちしております!!

地質標本館特別講演会と展示解説

5月10日(日) 13:30~15:00 地質標本館1階映像室
長谷川裕彦(明治大学)「氷河の痕跡を探せ! -北アルプスの氷河地形調査-」
15:10~15:40 長谷川裕彦博士による展示解説
※ご来場は無料です。ご自由にご来場ください。