地質標本館特別講演会

「地質図の世界-人の暮らしと自然を結ぶ-」

趣旨

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日時:2005年7月23日(土)~9月25日(日)

人は大地の上に生きています.大地をつくる地層や岩石は数億年という長い時間をかけて少しずつ生まれては変化してきました.その多くはゆっくりとした速度で進行するので,人は変化に気がつかないけれども,いつも確かに動き続けています.地質図は大昔から続く大地の変動の記録を映しています.大地は人に住んだり働いたりする場所や鉱物資源や美しい景観などの恵みを与える一方で,地震・火山噴火・斜面崩壊などの災害をもたらすことがあります.恵みも災いもすべて,大地が変化の途中で見せる素顔の一こまです.地質図の大事な役割として,大地の恵みと災いの元となる自然の姿を映し,それを人に伝えて,人が対応を判断する材料となることがあります.

概要

地質標本館特別講演会 「人の暮らしと自然を結ぶ-地質図の世界-」

日時 2005年7月23日(土) 11:30~12:30
場所 産総研共用講堂大会議室
講師 産総研副理事長小玉喜三郎
内容 産総研では、人々の安全と安心、豊かさと便利さ、そしてこれらを地球と環境に配慮しつつ実現するための研究を行っています。とくに人の暮らしと自然がどのように密接なものか、私たちの身の回りにある地質現象にはどんなものがあるか。さまざまな地質図について、その見方、使いかたを分かりやすく説明します。

地質標本館講演会 「関東平野の地震動」

日時

2005年7月23日(土)10:30~11:15

場所 地質標本館映像室
講師 産総研活断層研究センター関口春子
内容 地震が発生して地面の揺れ(地震動)を引き起こすメカニズムを説明し、地盤の違いによって揺れ方がどう変わるかを考えます。 特に、関東平野に大きな揺れをもたらすと考えられる地震の震源や、関東平野の厚い堆積層が揺れ方に与える影響をみていきます。
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関東平野の基盤構造と,1923年関東地震(関東大震災)の再現計算による各地点の揺れ方の違い(擬似速度応答スペクトル).基盤深度モデルはAfnimar et al.(2002)による.