第5回都市地質問題講演会「地盤データベース整備の現状と今後のあり方」

趣旨

第5回講演会では,都市平野部の地質研究と地震防災・土木地盤・地質汚染等の応用において重要な基本情報と位置付けられる,ボーリングデータベースを核とする地盤データベースについて,その現状と今後の課題について討論する講演会を企画いたしました.
特に,関西圏での統一的な地盤データベースの整備・研究の進展に触発され,何とか関東圏でも地質学的知見を取り入れた付加価値の高い,公開ボーリングデータベース整備に向けて,その方向性を議論したいと思っております.招待講演者として,関西の地盤データベースに関して,岩崎好規所長,関東の地盤データベース整備に向けた基調講演を遠藤邦彦教授にそれぞれお願いいたしております.都市地質研究に興味のある幅広い方の参加を期待しております.参加無料で,予約の必要もありません.

概要

日時 2002年1月28日(月)13:30〜17:00
場所 場所:産業技術総合研究所第7事業所第2会議室(別棟大会議室)
(案内図 http://www.aist.go.jp/aist_j/guidemap/guidemap.html 参照)
<主催及び連絡先> 産業技術総合研究所茨城県つくば市東1-1-1 つくば中央第7事業所
産学官連携部門研究コーディネータ金原啓司
地質調査総合センター都市地質研究推進部会
電話 0298-61-3687 (地質調査情報部内),Fax 0298-61-3672

プログラム

<13:30-13:40> 主催者挨拶  
<13:40-14:40> 1. (招待講演) 関西の地盤情報について 岩崎好規((財)地域地盤環境研究所所長)
関西圏におけるボーリングデータベースの歴史的なレビューを行い,現在における状態を紹介する。また,データベースの利用によって明らかにされた地盤特性を紹介したい。
<14:40-15:40> 2. (招待講演) 関東の地盤データベース整備に向けて 遠藤邦彦 (日本大学教授)
関東地方の地盤データは長年にわたる多数の研究によって,詳細且つ大量に蓄積されてきた.しかし,これに関わってきた機関や研究者にデータが分散されている傾向があり,これらを包括するようなデータベースの構築は以前から期待されていたものである.本講演では軟弱地盤を主対象として関東の地盤研究の背景, 現状及び課題,地盤データベース整備に向けての課題等について述べる.
<15:40-15:50> Tea time
<15:50-16:10> 3. ボーリングデータベースの問題点 稲崎富士(土木研究所)
この間多くの機関でボーリングデータベースが構築されてきたが,残念ながら活用されているものは少ない.二次元断面や三次元地質構造モデルなど高次の情報を生産することができなければ,N値データ等の一次利用にとどまざるを得ない.高次情報の産生には,地域地下地質に対する広範な知識を有し,地質モデルの構築過程を理解しており,そして基となる土質調査ボーリング柱状図を判読できる地質・土質専門家集団の形成と協力が不可欠である.
<16:10-16:30> 4. 産総研の地質情報データセンター構想 村上裕 (産業技術総合研究所)
産総研の地質調査総合センターでは,従来より,日本地質文献データベース(GEOLIS)を構築し,多くのユーザーの利用に貢献している.また,地質調査総合センター発行の地質図などの情報検索のためのクリアリングハウスの構築も進めている.今後,これら文献情報だけでなく,生データも含めたデータベース化を行い,総合的な地質情報データセンターを構築する計画をすすめており,その現状について紹介する.
<16:30-17:00> 総合討論 
<17:00-19:00> 懇親会

<主催及び連絡先> 産業技術総合研究所茨城県つくば市東1-1-1 つくば中央第7事業所
産学官連携部門研究コーディネータ金原啓司
地質調査総合センター都市地質研究推進部会
電話 0298-61-3687 (地質調査情報部内),Fax 0298-61-3672
e-mail: grcweb@gsj.jp,   URL:http://www.gsj.jp/HomePageJP.html