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第6話「大量絶滅」の巻

 「ナイトサウルスだっ」と叫んだ騎士くんに、杏桃ちゃんと館長さんは少々うんざり気味です。「じゃあナイトラプトルとかナイトドンならいい?」とねばる騎士くんに、とうとう杏桃ちゃんは 堪忍袋 ( かんにんぶくろ ) ( ) が切れてしまったようです。サウルスやラプトル、ドンにはそれぞれ意味があることを館長さんに教えてもらうと、騎士くんは本来の騎士くんに戻って、白亜紀末に恐竜が絶滅した原因を館長さんに質問します。
 館長さんは恐竜絶滅の原因として今最も受け入れられている「巨大 隕石 ( いんせき ) 衝突説」を紹介してくれます。白亜紀の地層とその上位の古第三紀の地層との境に隕石衝突の 痕跡 ( こんせき ) を示す堆積物が認められること、それが中米やカリブ海の島に厚く分布していること、そしてメキシコのユカタン半島からメキシコ湾にかけて隕石がぶつかって残した大きなクレーターがあることなどを話してくれます。
 巨大な隕石が衝突して引き起こされた気候変動と陸や海の環境の激変で食物連鎖がくずれ、植物、草食動物、肉食動物の多くが生存できなくなってしまったようです。白亜紀末には恐竜のほか、アンモナイトも絶滅してしまったことに杏桃ちゃんと騎士くんは少ししんみりです。
 生物の大量絶滅は白亜紀末だけではなく、オルドビス紀末やペルム紀末にも起こっていて、その中をくぐり抜けた生物が子孫を残し、新しい時代につながったということができそうですよ。大量絶滅といってもここはやはり前向きにとらえないと・・・すると騎士くんは杏桃ちゃんのトレードマークをいじって再びある恐竜の姿に戻ってしまいます。

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