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その他の国際機関

1.  CGMW : 世界地質図委員会

2.  ISTC : 国際科学技術センター

3.  ESCAP : 国連アジア・太平洋経済社会委員会

4.  SOPAC : 南太平洋応用地球科学委員会

1. CGMW : http://www.cgmw.net
   Commission for the Geological Map of the World (世界地質図委員会)

  CGMW は1881年の第二回万国地質会議において創設された IGC の委員会の一つであり、1961年設立の国際地質科学連合とも連携している。本委員会はフランス国法に準拠する非営利の科学・教育機関である。CGMW の目的は、世界の大陸・海洋地域の広範囲総合的地球科学地図の推進・調整・出版である。ユネスコは CGMW をカテゴリーA の NGO と認定しており、その地図の多くがユネスコとの共同出版である。

2. ISTC : http://www.istc.ru/
   International Science & Technology Center (国際科学技術センター)

  ISTC は1992年にEU、日本、ロシア連邦、米国の間で合意、設立された政府間組織で、その目的は
  1) 独立国家共同体 (CIS) の兵器科学者、特に大量破壊兵器とその運搬システムに関する知識・技術を持つ科学者達に対し、その才能を平和的活動へと方向転換させ、
  2) 市場を基盤とした経済への移行を支援し、
  3) 基礎及び応用研究を支持する、
ことにある。ISTC 事務局はモスクワに置かれ、現在、科学顧問委員会 (SAC) の日本人共同議長職2名のうち1名を産業技術総合研究所地質調査総合センターが出している。

3. ESCAP : http://www.unescap.org/
   United Nations Economic and Social Commission for Asia and the Pacific
   (国連アジア・太平洋経済社会委員会)

  ESCAP は戦後経済の再建支援を目的として ECAFE (アジア極東経済委員会) 内に設立され、1974年に現在の組織へと再編された。本部はバンコクにある。ESCAPは、
  1) 貧困と開発、
  2) 統計、
  3) 貿易と投資、
  4) 運輸と観光、
  5) 環境と持続可能な開発、
  6) 情報、通信、宇宙工学、
  7) 新たな社会問題を含む社会開発、
のサブプログラムを掲げ、その職務としている。CCOP は当初、ESCAP のもとに設立された。

4. SOPAC : http://www.sopac.org/
   Secretariat of the Pacific Community (南太平洋応用地球科学委員会)

  南太平洋応用地球科学委員会 (SOPAC) は1972年、南太平洋の諸国により設立された独立の政府間地域組織で、当初は CCOP/SOPAC (Committee for Coordination of Joint Prospecting for Mineral Resources in South Pacific Offshore Areas: 南太平洋沿岸鉱物資源共同探査調整委員会) として発足した。事務局はフィジーのスヴァに置かれている。SOPAC の使命は「太平洋諸島国家の人々の生活向上を図るため、非生物資源の管理と継続可能な開発に地球科学を応用する」ことである。