ぼくらをのせた大陸のかけら北陸地質情報展

30ものテーマ別ブースに展開された,今回の地質情報展の内容の一部をご紹介いたしましょう! ブース担当者が、いかにわかりやすく地質のメッセージを伝えるかを悩み、展示パネルだけでなく、映像や体験コーナーを交えて、少しでも多くの皆さんに地質に親しんでいただこうと一生懸命考えた結果です。

三宅島火山活動緊急調査

三宅島火山

産業技術総合研究所
産業技術総合研究所地質調査総合センターでは、2000年6月下旬より活発化している伊豆諸島三宅島の火山活動の緊急調査を実施中です。本展示においては、三宅島火山の噴火活動の状況を我々の調査活動に基づいて紹介しました。

みんなの足もとにあるエネルギー地中熱エネルギー

地熱利用

産業技術総合研究所
冬はあたたかく、夏はすずしい、地中の熱エネルギーの活用をめざして、必要な地質情報に関する研究をしています。この情報展では、地中熱エネルギー利用の仕組みや利用のために知っておきたい地質情報などについて紹介しました。

地球のあたたかい贈り物 -地熱資源と温泉-

地熱

産業技術総合研究所
産業技術総合研究所では、地熱を利用した発電を行うための基礎的な研究を行っています。この情報展では、地熱発電の仕組み、地下深部の熱水の研究、それを採り出す方法等について紹介します。また、北陸に分布する温泉の特徴やその起源を地質学的な観点から紹介しました。

2000年鳥取県西部地震のミニミニ地震断層

活断層調査

産業技術総合研究所
地下で断層がずれ動くと、地震がおこります。この時地表まで一緒にずれ動くと、地割れや崖が一瞬にして現れます。想像できますか?これが地震断層です。昨年おこった鳥取県西部地震の時に現れた、とっても小さな地震断層について展示しました。

液状化層のジオスライサー調査

液状化現象

産業技術総合研究所
2000年10月6日鳥取県西部地震に伴って液状化が起こりました。ここでは、その液状化を起こした堆積物を薄切りにして採取し、その断面を展示しました。地震の時にどういう現象が起きたのか、想像していただけたでしょうか。

ふるさとの山 ―白山―

白山

石川県白山自然保護センター
国土交通省北陸地方整備局金沢工事事務所・
北陸地震・火山防災研究会

白山周辺で現在生じている現象(斜面崩壊や地震など)、歴史時代の噴火の記録など、日頃みなさんにあまり知られていない白山について、写真・図を中心に紹介しました。

北陸地方の地球化学図ー元素の分布から何がわかるか?

地球化学図

産業技術総合研究所
北陸地方の地質試料をもとに作成した地球化学図(元素の濃度分布図)から、われわれの周辺にどのような元素がどれくらいの濃度で分布しているか、またそれがわれわれにどのような影響を与えているかについて紹介しました。

福井県立恐竜博物館

福井県立恐竜博物館

福井県立恐竜博物館
昨年福井県勝山市にオープンした、地質・古生物学博物館です。卵型の大ドームに並ぶ35体以上の恐竜全身骨格は圧巻。生き生きとした恐竜・古生物の世界を体感できます。
ブースには博物館から貴重な化石標本を多数展示しました。

手取層群桑島層産動・植物化石の展示

手取層産化石

白山恐竜パーク白峰・白峰村教育委員会
石川県白峰村から産出した、中生代の植物化石や肉食恐竜、足跡、ほ乳類型は虫類のトリチロドン等の化石レプリカ、復元図などを展示しました。

手取層群桑島層産動・植物化石の展示

手取層産化石

白山恐竜パーク白峰・白峰村教育委員会
石川県白峰村から産出した、中生代の植物化石や肉食恐竜、足跡、ほ乳類型は虫類のトリチロドン等の化石レプリカ、復元図などを展示しました。


石を割ってみよう

石を割ろう

産業技術総合研究所
丸い石、とがった石。白い石、黒い石、赤い石。しましまの石。割ってもいい石をたくさん用意しました。気にいった石を選んでトンカチで割る体験コーナーです。うまく割れた石は、プレゼントです。

石のコーナー見て持って実感してみよう石のいろいろ

石のコーナー

産業技術総合研究所
地球上にはいろいろな種類の石があります。このコーナーではその石がどのようにしてできたのかをわかりやすく解説しました。石にもいろいろな生い立ちがあり、それぞれ違った特徴をもつことを、実際にさわって確かめていただきました。

顕微鏡で見る岩石・微化石の世界

顕微鏡観察

産業技術総合研究所
岩石も薄片にすると光を通すようになります。偏光顕微鏡で見ると鉱物の創り出す色とりどりの模様が広がっています。地層に含まれている目に見えない小さな微化石は、実体顕微鏡でさまざまな面白い形が見えます。神秘的なミクロの世界を験していただきました。

鳴り砂を鳴らそう!

鳴り砂

産業技術総合研究所
「鳴り砂」の砂浜を歩くと、足元から「キュッ!キュッ!」と美しい音が聞こえてきます。石川県には、門前町の琴ヶ浜など、鳴り砂の産地がいくつか知られています。このコーナーでは、鳴り砂を鳴らす実験をしました。

岩石破壊実験

岩石破壊実験

産業技術総合研究所
地震は地下深部における破壊現象であり、その理解を深める目的で数多くの岩石破壊実験が行われています。本展示では岩石破壊実験のデモンストレーションと研究成果の紹介を行いました。

化石レプリカを作ろう

化石レプリカ作成

産業技術総合研究所
本物の化石からとったゴム型に石膏を流し込んで、本物そっくりのレプリカの作製体験をしていただきました。作業時間10分、展示の見学をして30分後にできあがり。持ち帰って色を塗ると自分だけの"化石コレクション"ができます。

GISによる北陸地質の鳥瞰図

gis鳥瞰図

産業技術総合研究所
人気のGISソフトを使い、多色刷りの北陸地方の地質(20万分の1金沢,100万分の1日本地質図)を鳥瞰図にしてディスプレイ上に表示しました。鳥になった気分であなたの町や山を、いろいろな方向から眺めてみることができましたか。

地学クイズ

地学クイズ

産業技術総合研究所
パソコンによる地学クイズ。「地学一般」・「岩石」・「鉱物」・「化石」の4分野を用意しました。またクイズ以外にも、日本各地の地質情報(地質図、露頭や標本の写真)を知っていただくコーナーです。

100万年前に日本海に棲んでいた生き物の化石を掘り出そう

大桑層化石

金沢大学地球学科
金沢市には、浅い海をおおう砂泥が固まって地層となった「大桑層」があります。この中から大小さまざまな種類の化石が見つかります。これらの化石を実際にさわったり掘り出したりしていただきました。現在とは異なる今から約100万年前の日本海の様子をいろいろ想像できましたか。


伝統的工芸品「九谷焼」

九谷焼

石川県九谷焼試験場
九谷焼は、1655年に石川県山中町で生産されたのが最初といわれています。現在は小松寺井地区を中心に県内で生産されています。九谷焼には、小松市正蓮寺町地内の花坂鉱山で採掘された陶石を精製して用いています。ブースには完成品と制作過程を説明するパネルを展示しました。

北陸地方の鉱物資源

鉱物資源

産業技術総合研究所
かつてアジア大陸の一角をなしていたこの地方には、神岡鉱山のような大陸型の巨大金属(鉛・亜鉛)鉱床が分布しています。その一方で、新第三紀以降、島孤において形成された多様な鉱物資源(銅・陶石・珪砂・珪藻土など)が分布しています。これら鉱物資源と私たちの生活について紹介しました。

地質図ってなんだろう

地質図って?

産業技術総合研究所
地質図は、地層や岩石の分布や相互関係について、地形図上に色や記号で表したものです。資源、災害、土木、環境など様々な場面で国土の基本図として使われます。ブースでは地質図についてのいろいろなことをパネルにまとめて展示しました。

堆積実験「川、山に発し海に注ぐ」

堆積実験

産業技術総合研究所
川の流れは、様々な地形を作り出します。水槽実験で川が上流から河口までの間に作り出す地形のミニチュアを作って、川が作り出す地形について考えていただきました。手取川周辺の地形と、水槽の中の地形を比較することができましたか?

北陸地方(石川県)の地質図いろいろ

北陸の地質図

北陸地質研究所
能登や加賀地域の最新の表層地質図(5万分の1)や、90年ほど前に作成された金沢地域の貴重な地質図(20万分の1)を紹介しました。カラフルな地質図から、私たちが住んでいる大地の地下の状態や地質図を作成した当時の考え方を知ることができます。

地球温暖化で日本海では何が起こるか?

地球温暖化

静岡大学・産業技術総合研究所
金沢市大桑町の犀川の河原に出ている大桑層(おんまそう)という地層は、百万年前の浅い海にたまった地層です。そこから出てくる貝の化石から、氷河時代とその後の地球温暖化の際に日本海とそこに住む生物に何が起こったかが読みとれます。

日本海の海底地質

海底地質

産業技術総合研究所
北陸沖の日本海の海底はどうなっているのでしょうか?海底から泥や砂を採ったり、音を使って調べた海底表面と海底下の地質の様子を紹介しました。また、泥の中に記録された日本海の環境の変化についても紹介しました。

金沢子ども科学財団

金沢子ども科学財団

金沢子ども科学財団
根上隕石やその他の隕石の展示を行うとともに、昨年末に設立された当財団と財団が企画する「多くの子ども達が理科好きになるイベント」を紹介しました。

1400万年前の岩屋化石動物群

岩屋化石

七尾市少年科学館&七尾野尻湖友の会
サメの歯化石が雲根志(1779)に天狗瓜石として紹介され、ナナオニシキなどイタヤガイ科3種がYokoyama(1927)によって新種報告されてました。友の会は、1980年と1985年に七尾石灰質砂岩層の発掘調査を行いました。その実態を詳細に展示しました.


石川の自然を紹介するネイチャーマガジン「いしかわ人は自然人」

いしかわ人は自然人

株式会社橋本確文堂
石川県の自然をテーマにした季刊誌「いしかわ人は自然人」を飾ったきれいな表紙原稿を展示するとともに、 多彩な特集の中から特に地質関係のものを選んで展示販売を行いました。

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