中央構造線(~2017旧展示)

 我が国第一級の断層、中央構造線。その長さは1000kmを超え、 関東地方から、中部、近畿、四国を通り、九州まで続きます。 このうち、関東地方と九州地方では中央構造線の上を新しい地層が覆っているため、 その全貌は明らかになっていません。 中央構造線は、今からおよそ8000万年以上も前の中生代白亜紀に活動を始め、 現在でも動いている活断層です。 また、中央構造線は、地質学的にたいへん重要な断層でもあります。 なぜなら、関東地方より西では、この断層を境に、 太平洋側の西南日本外帯と、日本海側の西南日本内帯で、 地質の様子がまったく異なっているのです。 地質模型を見るとその様子が一目でわかります。