GSJニュースレター No.8  2005.5
新人紹介

澤井 祐紀 (さわい ゆうき, 活断層研究センター)

 2005年4月1日付で,若手任期付研究員として活断層研究センター海溝型地震履歴研究チームに配属された澤井祐紀です.2003年5月より約2年間,産総研特別研究員として千島海溝やチリ沈み込み帯の海溝型古地震に関連した地殻変動を研究してきており,現在もそれらを継続しています.私の得意とする手法は微化石分析ですが,チー ムに在籍する構造地質学,堆積学,地形学,地球物理学の研究者と連携をとり,詳しい古地震像の復元を目指しています.今後は,調査地域を日本海溝に広げたいと考えています.

金田 平太郎 (かねだ へいたろう, 活断層研究センター)

 4月1日付で若手任期付研究員として採用になりました金田平太郎と申します.活断層研究センターの活断層調査研究チームに所属しています.昨年3月に京都大学で学位を取得後,1年間は学振PDとして東京大学地震研究所およびサンディエゴ州立大学でお世話になっていましたので,つくばは全くはじめてになります.専門は変動地形学・古地震学で,これまでは,主に,国内で発生した横ずれ型大地震の事例を対象に,活断層地形の形成・消滅や地表変位の繰り返しについて研究してきました.まだこちらに来てわずかですが,人材・設備・資金面など恵まれた研究環境にとても感謝しています.今後は,海外の事例も積極的に取り入れながら,これまでの研究を発展させてゆくとともに,国内の重要活断層の調査も担当する予定です.また,それと同時に,様々な分野の専門家が揃ったこの研究所の利点を活かして,広い視野に立った研究を志してゆきたいと考えていますので,どうぞよろしくお願いします.

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GSJニュースレター No.8 2005.5
(独)産業技術総合研究所地質調査総合センター
GeologicalSurvey of Japan,AIST