GSJニュースレター No.4  2005.1
第四回地球システム・地球進化ニューイヤースクール  中島 礼 (地質情報研究部門)
写真 中川 毅氏による講演「気候変動のDriving Force」
 1月6日(木)・7日(金)に地球システム・地球進化ニューイヤースクールが共用講堂と第七事業所で開催された.このスクールは,21世紀の地球科学を支える若い世代を中心として,科学についてインタラクティブに議論する場をつくろうという目的で発足した「21世紀の地球科学を考える会(http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~earth)」が主催し,海洋研究開発機構(地球内部変動研究センター・むつ研究所),高知大学海洋コア総合研究センター,産総研が共催となり,2002年から毎年1月初旬に開催されてきた.このスクールの特徴は,古海洋から現代海洋,固体地球や地下生命圏にわたる現在,過去,未来の地球システムを理解するための基礎から最先端研究までのレクチャーとディスカッションを十分に行うことである.昼間はレクチャーとディスカッション,夜間は複数のグループに分かれて,研究内容や研究者になるための疑問質問悩み相談をディスカッションするというプログラムが組まれた.

 毎回100名以上の若手研究者と学生(2002年から順に130名,170名,180名の参加)が参加し,4回目の今回は112名の参加があった.今回のスクールは,1)気候変動メカニズム,2)地質学的記録から気候変動を議論する,3)モデリングの実際,というテーマを掲げ,大島慶一郎(北大低温研),立花義裕(東海大総合教育センター),齊藤誠一(北大水産科学研究科),田近英一(東大理学系研究科),酒井孝太郎(海洋研究開発機構地球内部変動研究センター),棚橋 学(産総研地圏資源環境研究部門),中川 毅(ニューカッスル大学地理学教室),岡崎裕典(東大海洋研究所),阿部彩子(東大気候システム研究センター),三浦英樹(国立極地研究所)の各氏によるレクチャーが行われ,レクチャー後には活発なディスカッションが交わされた(プログラムの詳細については上記のウェブサイトを参照).6日の夜には,第七事業所内の5会場に参加者が分かれ,先輩研究者の経験談を交えながら研究の進め方や就職の悩みという身近なことから,プロポーザルの書き方や地球科学の将来などについてのディスカッションが行われた.

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GSJニュースレター No.4 2005.1
(独)産業技術総合研究所地質調査総合センター
GeologicalSurvey of Japan,AIST