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石野・鈴木監事視察
富田 悟幸(地質調査情報センター)


  

 2007年9月19日,7月に就任した石野監事が第七事業所を視察し,鈴木監事が同行された.

 まず地質図ライブラリーにて栗本史雄地質調査情報センター長が概要説明を行い,牧本 博地質情報整備室長が地質図の作成過程,渡辺和明氏・宝田晋治氏がデータベースの説明を行なった.その後地質標本館に移動し青木正博館長が全体説明を行い,順次,資源・レアメタル・天然ガス・海洋調査・大陸棚画定を棚橋が,活断層を下川浩一氏が,火山を高田 亮氏が説明して回った.両監事は要所要所で関心を示し質問を行なっていた.活断層の剥ぎ取り標本の作成方法,富士山は何ゆえにあそこで出来たのか,富士山の山頂での噴火はおおよそ2000年前が最後でその後は周りからの噴火が多く,最後の噴火は約300年前にあったきりで静かであるという説明に対し,今後は噴火は起きそうかとか,プレートとの関係はとか,地震と火山の活動が連動するのかとか質問をされていた.

 次に岩石薄片作業現場において,大和田朗氏・佐藤卓見氏が作業工程順に説明した.30ミクロンの厚さの薄片が製作者の指の感覚で作成されていく事を説明した.両監事は薄く綺麗な薄片に興味を示されていた.

 最後に駐車場脇の観測施設で高橋 誠氏・松本則夫氏が地震地下水観測網整備の説明を行なった.全国40箇所以上ある観測井がネットワークで結ばれていて,そのデータの集積を地質情報研究部門で行なっている.井戸で作業するときは落し物をしないよう全てのポケットにボタンをかけないと,間違って物を落とそうものなら観測井が使えなくなるという説明に驚かれていた.











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