GSJニュースレター No.3  2004.12
震災対策技術展と国連防災世界会議について 下川 浩一(地質調査情報センター)

 震災対策技術展というのは,震災対策に焦点を当てた世界でも唯一の展示会として,平成9年から毎年1月下旬〜2月上旬に,神戸会場と横浜会場で開催されてきた展示会で,来年は9回目を迎えます(http://www.exhibitiontech.com/etec/).本技術展は,国や地方公共団体の防災関連部署や機関及び建築関連部署や機関,一般企業の施設・防災担当者等を対象に,展示会やセミナー,シンポジウムを行うことにより,震災・災害への備え,震災・災害直後の緊急対応力,及び救援・復旧活動などに関する最新情報を提供するものです.

 また,平成17年1月は阪神・淡路大震災から10年目にあたり,神戸会場では,神戸ポートアイランドで開催予定の「国連防災世界会議」の関連事業の一つとして開催されることが決まっています.

 「国連防災世界会議」とは,国際協調行動を通じて,自然災害による様々な被害を軽減すべく,災害予防対策を中心とした国際防災協力指針を策定するために,国連が主催する会議のことです(http://www.bousai.go.jp/wcdr/).本会議は,1994年に横浜で初めて開催され,その後の国際防災協力指針となる「横浜戦略とその行動計画」が採択されました.今回は,阪神・淡路大震災から10年目となる2005年の1月18日〜22日に神戸市で本世界会議が開催されることになったもので,会議の目的は,「横浜戦略とその行動計画」を見直し,21世紀の新しい防災指針を策定するとともに,災害による被害の軽減を目指した具体的な活動内容を検討することにあります.同会議では,「横浜戦略とその行動計画」の改訂を検討する全体会議,テーマ別の各種分科会,ポスターセッション等が本体会議として予定されているのに加え,関連イベントとして,前述の震災対策技術展のほか,シンポジウム,ワークショップ,防災関係学会等も併せて開催予定で,防災に関わる関係者が一堂に会し,震災の経験と教訓を世界に発信する絶好の機会となります.

 産総研地質調査総合センターでは,神戸と横浜で開催される震災対策技術展に出展し,1.近畿及びその周辺地域における地震予測精度向上のための地下水総合観測網及び研究成果,2.大阪堆積盆地の3次元地盤構造モデルに基づく地震動予測地図,及び3.国土基盤情報としての近畿地方の地質図及び活構造図,の3つのテーマに関するポスターを展示して,地質調査総合センターの成果を情報発信する予定です.

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GSJニュースレター No.3 2004.12
(独)産業技術総合研究所地質調査総合センター
GeologicalSurvey of Japan,AIST