GSJニュースレター NO.25 2006/10

全地連「技術e-フォーラム2006」名古屋における出展
佐藤 努 (地質情報研究部門*)


写真:インターネットで地質図を閲覧する参加者.

 2006年9月21〜22日に愛知県名古屋市のメルパルクNAGOYAにて,第17回全地連「技術e?-フォーラム2006」名古屋が開催されました.このフォーラムは,社団法人全国地質調査業協会連合会(全地連)が主催し,平成元年より全国各地区で開催しているものです.GSJは毎年招待展示を行っており,今年は地質情報研究部門から脇田及び井川,東北センターより高橋,北海道センターより中川,そして地質調査情報センターより筆者*が参加して出展を行いました.

 今年の出展は,主に4つの項目についてポスターおよびインターネットを用いた展示を行いました.具体的には,今年の3月に公開を開始した20万分の1シームレス地質図および地質情報インデックス検索システム,9月より試験公開を開始した統合地質図データベース,名古屋周辺の5万分の1シームレス地質図です.いずれも,インターネットを用いてどこでも地質情報を検索・閲覧できるもので,公開もしくは作成されたばかりであったため,地質調査業に携わる方々の興味を引いていたようです.実際にパソコンを操作して,地質図等(特に20万分の1シームレス地質図)を閲覧できたことも好評で,閲覧された方の多くは,自分が調査を経験したことのある地域の地質図を表示しながら使い勝手を吟味されていました(写真).

 本フォーラムでは,「減災害への取り組み」についてのシンポジウムや,その他様々な講演も開催されました.講演のタイトルを見ると,「地質事象百選の選考状況について」,「地質リスクに関するWG活動報告」,「Web-GISの普及活動報告」,「土木地質図のJIS化…(後略)」など,GSJの活動と深く関連する内容が多かったのが印象的でした.

 技術e-フォーラムにおける過去の出展の様子については,次のWebページをご参照下さい.

http://www.gsj.jp/Sgk

*フォーラム開催時は,地質調査情報センター所属.

 

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