GSJニュースレター NO.24 2006/9

第2回京都大学-地質調査総合センター連絡会の開催報告
佐脇 貴幸(地質調査総合センター)


写真:連絡会冒頭に挨拶する佃GSJ代表.


 2006年8月31日,産総研臨海副都心センターにて,地質調査総合センター(GSJ)と京都大学工学部との間での第2回連絡会が開催されました.本連絡会の趣旨は,地下資源環境に関する物理探査研究を行っている京都大学工学研究科ジオフィジックス分野・地質工学分野と,我が国の国土・周辺海域の地質調査を行っているGSJの間で,研究交流・意見交換を行うことを目的とするものです.今回は特に,エネルギー・資源の市場価格高騰に関連して,近く整備される三次元物理探査船によりどのような調査を行うべきか,また,実用化研究が期待される地中熱利用推進など,共通する研究課題における協力の道を探ることを主眼として議論が行われました.

 GSJ側は地圏資源環境研究部門を中心として,地質情報研究部門,地質調査情報センターから関係者が参加しました.当日は,佃GSJ代表の挨拶及び京都大学芦田教授の挨拶と最近の物理探査研究の動向,地圏資源環境研究部門瀬戸部門長による部門の研究の概要説明に引き続き,個別の研究課題の紹介がありました.GSJ側からは,3D物理探査と資源ポテンシャル評価,沿岸域における物理探査法,CO2地中貯留,地中熱,メタンハイドレート,沖縄周辺海域調査計画,大陸棚画定作業に関する研究内容の紹介がありました.一方京都大学側からは,浅層部複合電磁探査システム,地盤振動シミュレーション,数値シミュレーション手法による非破壊岩石実験手法,地下構造の把握技術,メタンハイドレート,CO2地中貯留,核磁気共鳴検層に関する研究内容が紹介されました.

 当初の予定時間を1時間近く超過するほど熱心に意見が交換され,本連絡会を通して地下探査・資源探査等について両者間の最新の研究内容に関する相互理解を得ることができました.また,今後は,両機関が上記の研究に関する中核となって,本連絡会の活動を他大学にも広く展開して,研究交流と情報交換を行うことが必要であるという理解が得られました.


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