GSJニュースレター NO.20 2006/5

平成18年度文部科学大臣表彰 創意工夫功労者賞を受賞 −地質文献データベース−
地質調査情報センター





 前地質調査情報センター地質資料管理室の菅原義明氏(現:技術情報部門)は「地質文献データベース作成及び公開での改良」の業績が認められ,「平成18年度文部科学大臣表彰 創意工夫功労者賞」を受賞しました.

 地質調査情報センターでは,旧地質調査所時代から,地球科学関係の情報収集・整理,データベースの作成・Web公開と,積極的に情報を発信し,広く社会へ貢献してきました.中でも「地質文献データベース(GEOLIS)」は,現在年間86万件ものアクセス数を誇る信頼度の高いデータベースとして発展・成長しています.

 菅原氏は従来冊子体として継続発行されてきた「地質文献目録」をベースとした「日本地質文献データベース(GEOLIS)」の設計・構築に1985年の開始当初から参画しました.その後,同データベースのネットワークでの公開,地理情報機能の付加をはじめ,「世界地質図データベース(G-MAPI)」と検索方法を統一した「地質文献データベース」(URL:http://www.aist.go.jp/RIODB/DB011/index.html)の構築などを手がけました.これは内外の地質文献情報検索利用者の要望に応えた画期的なものです.昨年度末には,情報量の増大化に対応出来るスピードの改善を行い,地図なし検索方法の導入にも工夫を重ね,ここに創意工夫功労者賞として表彰されたものです.




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