GSJニュースレター NO.16 2006/1

陸上掘削サイエンス・プラン シンポジウム
「地球をのぞくファイバースコープ - 陸上科学掘削と社会」報告
角井朝昭(地質情報研究部門)

写真1 全国ボーリング技術協会によって準備されたロビー展示(開演前).掘削ツール,検層ツールの模型などが展示された.

写真2 パネルディスカッションの様子.サイエンスプランは8つの分野に分けて執筆されたが,このパネルディスカッションでは,各章担当者によって,それぞれの相違点と共通点などについての議論が行われた.
 
標記シンポジウムが,2005年12月22日に東京大学小柴ホールにおいて開催された.本シンポジウムは,日本地球掘削科学コンソーシアム(J-DESC)が主催,防災科学技術研究所・東京大学理学系研究科・海洋開発研究機構と産業技術総合研究所が共催,文部科学省が後援,全国ボーリング技術協会が協賛したものである.

 本シンポジウムは,J-DESC陸上掘削部会が作成した陸上掘削サイエンス・プランの出版を契機として開かれたもので,陸上陸上科学掘削によって解明されるべき地球科学的諸課題や掘削における技術的な問題点,社会が抱える災害,資源,環境等の問題を解決する手段としての陸上科学掘削の重要性などが議論された.

 サイエンスプランの分担執筆者による講演,パネルディスカッション,海洋研究開発機構の平 朝彦氏による海洋掘削プロジェクトに関する招待講演,全国ボーリング技術協会の協賛による,掘削機器の展示・説明など変化に富んだ構成であった.

 なお,上記の陸上掘削サイエンス・プランのPDFファイルは,J-DESCホームページ(http://www.aesto.or.jp/j-desc/)より
ダウンロードできる.
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