GSJニュースレター NO.10 2005/7

第1回シンポジウム 「高く乏しい石油時代がきた」

シンポジウム全景.
パネル討論最中のパネリスト席.
 地質調査総合センターの第1回シンポジウム「高く乏しい石油時代が来た」は,6月28日午後に,日本学術会議講堂において,定員の300名近くの方達の参加を得て,成功裡に開催することができました.

 シンポジウムは,京都大学芦田 譲教授の開会挨拶のあと,富山国際大学の石井吉徳教授(東大名誉教授),経済産業省資源エネルギー庁の箱崎慶一石油備蓄課長,米国スタンフォード大学のヌル教授のお三方の基調講演を行い,応用地質(株)の大矢 暁相談役の司会により,パネル討論会を行いました.パネラーには,上記4名の方々に千葉商科大学政策情報学部の宮崎 緑助教授と,産総研の地質調査総合センター代表の佃 栄吉研究コーディネータが加わり,参加者の質問票に答えて説明する形で,熱心な討議が行われました.予定された討論時間を30分延長して,約2時間にわたり,会場からの意見参加もあって,活発な意見交換が行われました.

 開会挨拶と,基調講演,パネル討論の要旨は,産総研地質調査総合センターのwebサイトで順次公開し,当日参加できなかった方にも,シンポジウムで討議された内容をお伝えすることにより,シンポジウムの趣旨が広まっていくことを願っています.

URL:http://www.gsj.jp/Event/0628sympo/index.html

第2回シンポジウム 「地震考古学の果たす役割」

講演中のヌル教授.
談話サロン時の講演者席.
 地質調査総合センターの第2回シンポジウム「地震考古学の果たす役割」は,6月29日午後に,飯田橋の東京コンファレンスセンターにおいて開催しました.米国スタンフォード大学のヌル教授に,「古地震調査研究の重要性」という題で講演していただき,日本からは,産総研関西センターの寒川 旭氏が「地震考古学の発展」について講演し,講演後,約1時間の質疑応答の時間(談話サロン)をもうけました.司会は,応用地質(株)の大矢 暁相談役と産総研から地質調査情報センターの下川浩一総括主幹が務めました.

 前日のシンポジウムのために招聘したヌル教授は,非常に造詣の深い研究者で,日本の歴史地震の調査に触発されて中東地域の古代都市の考古学的発掘調査を通して,古代の歴史地震の調査研究も精力的に実施されてこられました.10年程前に聖地イスラエルで実施した調査を,Earthquakes in the Holy Landという映画に編集されており,開会前の1時間,前方スクリーンで上映されました.

 2人の講演者の講演は英語で,上映された映画も英語で,日本人の参加者にはつらいシンポジウムでしたが,60名弱の参加を得て,質疑応答でも活発な議論が交わされ,日米の地震考古学の交流という点で非常に実りの多いシンポジウムであったと思います.これを契機に,さらに交流が進むことを願っています.

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