花崗岩

花崗岩は, 白地に黒いゴマをふったような模様の石です. マグマが地下数キロメートル程度の深さのところで, ゆっくりと冷えて固まったものです. 筑波山北方の桜川市真壁や笠間市稲田は, 関東地方の代表的な花崗岩の石材産地です. ここから産出した石は真壁石や稲田石などと呼ばれ, 墓石や建築物の外装などに使われています. マグマが冷えて固まるとき, 水分が集まったところでは水晶やトパーズのような大きく美しい結晶が成長します. これをペグマタイトといいます. ペグマタイトには花崗岩に取り込まれにくい元素も集まります.