石炭・石油, メタンハイドレート
このコーナーでは, 日本産の石炭, 石油, そして石油分をたくさん含む岩石「オイルシェール」の標本を展示し, あわせて“燃える氷”ともいわれるメタンハイドレートの解説をしています. 技術革新によって地下のオイルシェールからシェールガスやシェールオイルが産出するようになって, 2010年代のアメリカにエネルギー資源の革命的な増加をもたらし, 燃料資源の埋蔵地や埋蔵量の世界的な分布を変えてきています. メタンハイドレートは, 模型で見られるように, メタンと水の分子が特有の立体構造をした物質で, 水深500mよりも深い海底の地層から見つかっています. 次世代のエネルギー資源として期待されており, 採掘手法の研究開発が進められています.