放散虫と付加体

日本の国土の骨格の大半は, 付加体によってつくられています. 付加体とは, 海底に堆積した岩石が, プレートの沈み込みによって陸側に付け加えられてできたものです. この付加体の岩石には, 放散虫化石が多く含まれます. 放散虫とは, 海に生息する1mm以下の大きさの動物プランクトンの仲間です. 放散虫は時代の経過とともに進化し, その殻の形は, 大きく変化してきました. 岩石から放散虫化石を取り出し, 殻の形を調べることによって, 地層のできた年代がわかるようになってきました.