ダイヤモンドと宝石鉱物
宝石の王ダイヤモンドが自然界でどのように産出するのか, その結晶はどのような姿かなど, 鉱物としてのダイヤモンドを紹介しています. 歴史的な宝石ダイヤモンドも, クリスタル・ガラスのレプリカとして展示しています. 本物の10カラット級のダイヤモンドは, 第4展示室で見ることができます. 隣のショーケースではダイヤモンド以外の宝石を, カットストーンと鉱物標本を並べて展示しています. その多くは, 独特の色が宝石としての魅力となっています. 宝石鉱物の色は, ペリドット, ガーネットなどのように鉱物独自の色の場合もありますが, ルビーとサファイアなどのように不純物である微量の金属元素が本来無色の鉱物に色を付ける場合や, トパーズのように「着色中心」という一種の結晶の欠陥が色の原因となる場合もしばしばです.