地質調査所研究資料集、 no. 33

地学用かな漢字変換辞書

佐藤 岱生・ 村田 泰章 (地質調査所)
Taisei SATO, Yasuaki MURATA (Geological Survey of Japan)

内容紹介:

地学用かな漢字変換辞書を作成した。これは地質情報解析室で作成したRIPSのODM、PFD、あるいはGEOLIS用の地学用かな漢字変換辞書ファイ ルを、読みの順に並べて冊子体として印刷したものである。これば、同じファイルを漢字の部首順および画数順に並べた地名地学用語読み方辞書(地質調査所研 究資料集第31号)と対をなすものである。

この辞書の作成の目的は、辞書ファイルにどのような用語が収録されているかを見るためである。冊子体は、一覧性に優れているという利点がある。したがっ て、地学用かな漢字変換辞書に不足している用語の検討、収録した用語の読み方と漢字の検討、誤字のチェックなどに使用される。

地学用かな漢字変換辞書ファイルに収録された熟語は、合計で29,267件にのぼる。主な内訳は、地球科学用語約11,000件、山川名約8,500件、地名約5,500件、地形図名約2,000件である。

頁数:277

受理日:1987年4月7日

はじめに

地学用かな漢字変換辞書を作成した。これは、地質情報解析室で作成したRIPSのODM、PFD、あるいはGEOLIS用の地学用かな漢字変換辞書ファイル(地質ニュース394号)を、読みの順に並べて印刷したものである。すなわち、地学用かな漢字変換辞書ファイルを冊子体として出力したもので、同じファイルを漢字の部首と画数の順に並べた地名地学用語読み方辞書(地質調査所研究資料集第31号)と対をなすものである。

この地学用かな漢字変換辞書は、辞書ファイルにどのような用語が収録されているあを見る目的で作成された。冊子体の一覧性という利点を利用して次のような用途が重要である。すなわち、地学用かな漢字変換辞書に不足している用語の検討、収録した用語の読み方と漢字の検討、誤字のチェックなどである。

この地学用かな漢字変換辞書は、同じ読み方に対して複数の漢字列を与えている場合もある。ただし、すべてかなで書く方が適当と判断されている用語は、かな漢字変換辞書という性格から収録されていない。

ここで取り扱った用語は、次の文献から選択した。

  • 分県地図索引(人文社、昭和60年度版)
  • 地学事典(平凡社、増補改訂版)
  • 地学辞典(古今書院、全3巻)
  • 文部省学術用語集地学編(丸善)
  • 工技院つくば研究センター電話帳(昭和61年版)
  • 図名索引(国土地理院、昭和56年度版)
  • ワープロ私用辞書

地名は、山川等の自然地名が主で、大字小字等の行政地名は入っていない。また、熟語はRIPSの一般辞書とはできるだけ重複のないようにしている。

この辞書に収録された熟語は、合計で29,267件にのぼる。主な内訳は、地球科学用語約11,000件、山川名約8,500件、地名約5,500件、地形図名約2,000件である。

地学用かな漢字変換辞書の使用法
この地学用かな漢字変換辞書の使用に当たっては、次の事項に留意する必要がある。
(1) 読みは、カタカナで示される。
(2) 濁音はンの後、半濁音は濁音の後に配列される。例えば、カンレツ(干裂)の後にガイインテキ(外因的)が配列され、キンボシサン(衣干三)の後にキンポウサン(金峰山)が来る。(これは冊子での配列順であり、ファイル上の配列はこれとは異なります。)

地学用かな漢字変換辞書

(以下に辞書ファイルを公開しますので、ここでは省略します。)

最新情報:

この研究資料集の地学用かな漢字変換辞書ファイルは、以下の場所よりダウンロードして使用することができます。

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文およびファイルの引用例:

佐藤 岱生・村田 泰章(1987) 地学用かな漢字変換辞書,地質調査所研究資料集, no. 33,地質調査所.