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更新:2015年10月8日(開設:2015年10月8日)

二酸化硫黄(SO2)放出量観測

COMPUSSを用いたトラバース法による観測

浅間山では2004年9月1日の噴火活動以降,二酸化硫黄(SO2)放出量を観測しました.SO2放出量観測は,COMPUSS(Compact Ultraviolet Spectrometer System:Mori et al., 2007)を用いたトラバース法により行っています.

COMPUSSは,産業技術総合研究所が東京大学・東京工業大学と共に共同開発したDOAS法(Differential Optical Absorption Spectroscopy)を用いた小型SO2観測システムで,散乱紫外光を光源とし,308-316 nm 付近の波長におけるSO2の吸収を利用して,紫外光の光路上のSO2濃度を測定しています.トラバース法では,車に装置を取り付け,噴煙の下を通過することによって,噴煙中のSO2濃度をスキャンしています.スキャンしたSO2濃度の積分値が噴煙のSO2断面濃度になり,これに風速値をかけることによって放出量を求めています.

文献

T. Mori, J. Hirabayashi, K. Kazahaya, T. Mori, M. Ohwada, M. Miyashita, H. Iino, Y. Nakahori (2007), A Compact Ultraviolet Spectrometer System (COMPUSS) for Monitoring Volcanic SO2 Emission: Validation and Preliminary Observation, Bull. Volcanol. Soc. Japan, 52, No.2, 105-112

SO2放出量観測結果