パキスタン地震 [2005年]

2005.10.8 パキスタン地震情報

2006年02月06日  更新
2005年10月14日  開設

2005年10月8日午前8時50分(日本時間午後0時50分),パキスタン北東部を震源とするM7.6の地震が発生,インド・パキスタン両国にまたがるカシミール地方を中心に大きな被害が出ました.

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更新情報

産総研-地質調査総合センター の動き

  • 被災地域の衛星画像データを用いて被害状況の広域的な解析を行なっています.
  • 現地の現状と先方の要望等の情報を収集した上で,今後どのような研究協力ができるかを検討中です.
  • 地質調査総合センター長名でお見舞い状をパキスタン地質調査所宛に送りました.
  • 地質調査総合センターは,地質調査所時代(独立行政法人化以前)からパキスタン地質調査所と関係が深く,ITITプロジェクト及びJICAプロジェクトを通して研究協力を行ってきました.その流れで,JICAプロジェクトにかかわってきた研究者(OBを含む)を通して先方の現況を収集しています.

産総研-地質調査総合センター 提供情報

2005年パキスタン地震の地震断層を現地で確認 (活断層研究センター) [2006/02/06追加]

調査の結果,長さ約65kmにわたって地震断層が地表に出現したことを確認し,同地震の地震断層の全容をはじめて明らかにした.本件は2006年2月3日にプレスリリースをいたしました.

[続報]衛星画像 (ASTER) を用いてパキスタン地震による大規模地すべりを観測 (地質情報研究部門・地質リモートセンシングRG 浦井/活断層研究センター・地震テクトニクスRT 粟田) [10/25追加]

ASTER 衛星画像の解析により,多数の地すべりが断層沿いに集中している様子が分かりました.

衛星画像 (ASTER) を用いてパキスタン地震による大規模地すべりを観測 (地質情報研究部門・地質リモートセンシングRG 川畑ほか)

高性能光学センサ ASTER 衛星画像の解析により,パキスタン地震で引き起こされた大規模地すべりを観測することに成功しました.本件は10月21日にプレスリリースをいたしました.

パキスタン地震(震央)周辺の地形 (地質情報研究部門・地球変動史RG 岸本)

震央周辺の詳細な地形データをZOOMA(2D)とFledermaus(3D)を使って自由に拡大縮小表示可能.
また,地すべり地帯周辺の地形(スペースシャトルデータ)の拡大3-D図も見られます.[10/26追加]

パキスタン周辺の震源マップ
  • その1 (地質情報研究部門・地震地下水RG 板場)
  • その2 (地質情報研究部門・地震発生機構RG 雷)

USGSが公表している震央位置を地形データに重ね合わせてプロットした図

特集:パキスタンの地質と地下資源 (地質ニュース1998年5月号)

パキスタンの地質と地下資源に関する様々な報告記事.
地質調査総合センターが地質調査所だった頃にパキスタンと共同で行なった調査の報告.

地質図類

  • パキスタン 100万分の1地質図
    (Geological Map of Pakistan 1:1,000,000) [Geological Survey of Pakistan]
  • パキスタン北部 65万分の1地質図
    (Geological Map of North Pakistan and adjacent areas of northern Ladakh and western Tibet 1:650,000) [Searle and Khan]

ほか

上記の地質図は,産業技術総合研究所 地質調査総合センター内にある 地質図ライブラリー において展示中です.

◎ 地質文献の検索はこちらをご利用ください.

統合版地質文献データベース

関連リンク