長野県北部の地震[2014年11月22日]

2014年11月22日長野県北部の地震

2014/12/25 更新
2014/11/23 開設

2014年11月22日の22時08分頃に、長野県北部を震源としたマグニチュード6.7(気象庁暫定値)の地震が発生しました。産総研地質調査総合センターでは、地震の発生を受けて、組織的な対応を取るため「緊急地震調査対応本部」を設置しました。地質調査総合センターでは、本ウェブサイトを通じて本地震に関する研究情報を一元的に発信して参ります。
なお、記載された内容につきましては、あくまで速報であり、今後の調査研究の進展により修正・変更することがあります。また、速報性を重視するため、位置図等につきましては十分な精度がないものもあります。ご了承下さい。

第五報 温泉湧出緊急調査報告(1) [2014年12月25日]

第四報 斜面変動緊急調査報告(1) [2014年12月10日]

第三報 地表地震断層緊急調査報告(2) [2014年12月9日]

第二報 地表地震断層緊急調査報告(1) [2014年11月26日]

第一報

余震分布と周辺の地質

説明:本地域は、西側の中生代以前の古い岩石からなる飛騨山地と東側の中新世以降の厚い地層からなる堆積盆地の境界域に当たる。小谷-中山断層(地質断層:図中の黒い実線)より東側は主に中新世の地層からなり、著しい褶曲構造が発達する。一方、小谷-中山断層の西側は、主に鮮新世以降のやや新しい堆積物からなる褶曲帯で、その西縁に現在の糸魚川-静岡構造線活断層帯(図中の赤い実線)が形成されている。

  • 基図は20万分の1日本シームレス地質図
  • 震央(青丸)は防災科学技術研究所Hi-netの自動処理震源リスト(2014/11/22 0時〜2014/11/23 8時)
  • 橙色の星印は本震の震央

関連情報

産総研・地質調査総合センターでは、2014年11月22日長野県北部の地震(糸魚川-静岡構造線 神城断層)に関連する以下の情報を公開しています。

    【外部サイト】
  • 奥村晃史・井村隆介・今泉俊文・東郷正美・澤 祥・水野清秀・苅谷愛彦・斎藤英二(1998)糸魚川-静岡構造線活断層系北部の最近の断層活動―神城断層・松本盆地東縁断層トレンチ発掘調査―.地震 第2輯、第50巻 別冊、p.35-51.
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/zisin1948/50/appendix/50_appendix_35/_pdf (PDF / 3.8 MB) (2014.12.1掲載)

問い合わせ先

産総研地質調査総合センター