05034_1963
5萬分の1地質図幅説明書
(青森 第 34 号)
通商産業技官 大沢穠
地質調査所
昭和 38 年
目次 I. 地形 II. 地質 II.1 概説 II.2 白神岳花崗岩類 II.3 藤倉川層 II.4 黒石沢層 II.5 藤倉川層および黒石沢層を貫く岩脈 II.6 赤石層 II.7 須郷岬石英閃緑岩類 II.8 海岸段丘堆積層および河岸段丘堆積層 II.9 砂丘堆積層および沖積層 III. 応用地質 III.1 概説 III.2 金属鉱床(銀) III.3 燃料鉱床(石炭) 文献 Abstract
1 : 50,000 地質図幅説明書(昭和 37 年稿)
(青森 - 第 34 号)
岩館図幅地域の野外調査は昭和 35 年に行なわれた。 植物化石の鑑定については本所の尾上亨技官を煩わし, また本所の片田正人技官および島津光夫技官から 白神岳花崗岩類について懇切な御教示を受けた。 東北大学の北村信助教授(元地質調査所所員)および本所の丸山修司技官による未発表資料 3) を拝見することができ, 非常に参考になった。 なお秋田大学の藤岡一男教授・井上武教授および高安泰助助教授から, この地方の新第三系の層序に関して色々と御教示を頂くことができた。
本図幅地域は 主として新第三系の火山岩類およびその基盤をなす花崗岩類から構成されて, 峻嶮なる地形を呈し, 河川の下刻作用も進んでいる。 とくに花崗岩類の露出している図幅地域北部から中部の地域は, 周囲に較べて著しく隆起した地区であって, すこぶる急峻な山形を呈し, 山地の崩壊が著しく, 山肌を露出していることが多い。
なお本図幅地域では山地が海岸に迫り, 海岸から 2.0 km 以内に高抜 600 m 以上の 大鉢流山 が, 4.0 km 以内に高抜 800 m 以上の山々が, また約 5.0 km の地点には白神岳(1,231.9 m)がそびえている。 海岸は鋸歯状の出入が多く, 随所に高さ数 10 m の断崖を形成し, その上に河岸段丘をのせている。 汀線付近には海蝕台があり, 暗礁がいたる所にみられる。
岩館図幅地域の地質は, 東北裏日本地方に分布する新第三系および その基盤をなす白神岳花崗岩類からなっている。 図幅地域の地質を総括して第 1 表に示す。
白神岳花崗岩類は図幅地域に広く分布し, 片状花崗岩類からなる。
片状花崗岩類は 原生砕屑(Protoclastic)組織による片理を有する片状中粒角閃石黒雲母花崗閃緑岩を主とし, 片状粗粒角閃石黒雲母花崗岩を伴なっている。
岩館図幅地域内の新第三系は, 下位から藤倉川層・黒石沢層および赤石層に分けられる。
藤倉川層は新第三系の最下部を構成し, 図幅地域に広く分布し, おもに変質した安山岩熔岩・安山岩火山礫凝灰岩および安山岩凝灰角礫岩からなっている。
黒石沢層は藤倉川層を被覆し, 図幅地域南半部に分布している。 下位の藤倉川層が中性の火山岩類のみからなるのに対し, 本層は砂岩および頁岩などを挾有した中性の細粒火山砕屑岩類を主とし, 酸性のものも含まれている。
赤石層は図幅地域北端部にわずかに分布しており, 泥岩・砂岩および酸性細粒火山砕屑岩からなる。
須郷岬石英閃緑岩は県境の須郷岬付近にわずかに露出し, 藤倉川層を貫いて接触変成作用を与えている。
第四系は海岸付近に海岸段丘堆積層がみられる以外, たいしたものはない。
岩館図幅地域の新第三系の地質構造は, NNE - NE 方向の大間越断層・岩館断層および銀山沢東方断層により 4つの地区に分けられる。 大間越断層は 中ノ澗 崎南東方から 381 m 高地付近を通る走向 N 30~35°E の断層, 岩館断層は 岩館駅西方から三角点 611.7 m 高地を通る走向 N 25~45°E の断層, 銀山沢東方断層は 銀山沢の東方の走向 N 30~35°E の断層であって, いずれも正断層である。
大間越断層以西の地区は, 藤倉川層と赤石層とからなり, 両層は NEE 方向の断層で接している。 藤倉川層はほとんど熔岩からなるため構造は明らかでないが, 赤石層はほゞ NW 方向の背斜軸を有する背斜構造をなしている。
大間越断層以東から岩館断層以西にいたる地区は, 岩館花崗岩類と藤倉川層とからなる。 藤倉川層は 大局的にみて 大鉢流山北西方と 兜流山 南東方とを結ぶ NE 方向の向斜軸を有する緩傾斜の向斜構造をなす。
岩館断層以東から銀山沢東方断層以西にいたる地区は, 藤倉川層と黒石沢層とからなる。 この地区の南半部は NNE 方向および E - W 方向の断層によりさらに細かく地塊化されていて, 細かく褶曲している。 北半部は 大局的にみて走向 N 75°E 内外の方向の向斜軸を有する緩傾斜の向斜構造をなしている。
銀山沢東方断層以東の地区は藤倉川層からなり, 走向 N 25~40°E, 傾斜 25~30°NW の単斜構造をなしている。
白神岳花崗岩類は新第三系の基盤を構成し, 図幅地域から隣接する深浦・川原平・中浜などの各図幅地域に拡がり, 全体として NNE - SSW 方向に比較的広い面積を占めて分布している。 本岩類は主として片状花崗岩類からなり, アプライト・ペグマタイト・流紋岩および安山岩の岩脈に貫かれている。
片状花崗岩類の標式的露出は大間越 - 岩館間の鉄道線路沿いの海岸に沿ってみられる。 本岩類は灰白色, 中粒(~粗粒), 堅硬であって, 塩基性包有物を有する。 塩基性包有物は淡青灰色, 細粒, 緻密, 堅硬であって, レンズ状~球状(大きさ数~数 10 cm, ときに 2.0 m 以上)をなしている。 本岩類は常に原生砕屑組織による片理を示す。 片理の方向は走向 N 10~50°E のものが多く, 岩体の長軸方向とほゞ一致している。 岩崎村入良川入口付近はとくに片理の発達が著しい。 本岩類の代表的な岩石は, 片状中粒角閃石黒雲母花崗閃緑岩であって, ほかに片状粗粒角閃石黒雲母花崗岩がある。 これら相互の関係は明確でないが, 中間的な性質を示す岩石もあるので漸移するものと考えられる。 片状粗粒角閃石黒雲母花崗岩は入良川中流付近, 岩館駅北方などでみられる。 これら岩石を鏡下でみると次の通りである。
藤倉川層(命名 : 大沢穠・角清愛・平山次郎(1962) 6) )は, 新第三系の最下位を占めて図幅地域に広く分布している。 おもに安山岩熔岩・安山岩火山礫凝灰岩および安山岩凝灰角礫岩からなり, 著しく変質作用を蒙っている。
模式地 : 弘前図幅地域南部の青森県中津軽郡相馬村藤倉川流域, および本図幅地域の 八森町岩館海岸から同町横間(東隣 中浜図幅地域内)にいたる海岸沿いである。
層厚 : 400~1,000 m(藤倉川流域では 600~800 m)
岩相 : 安山岩熔岩・安山岩火山礫凝灰岩および安山岩凝灰角礫岩を主とし, 安山岩凝灰岩を挾有し, 図幅地域北部では火山円礫岩・砂岩および頁岩からなる薄層を挾有する。 安山岩熔岩は暗青色~青灰色, 緻密, 堅硬, 斑状であって, ときに自破砕熔岩となる。 大型の斜長石(5.0 cm 以上に達するものがある)の斑晶を多量に有するものがある。 安山岩熔岩は本層中もっとも多く, 図幅地域北半部はほとんど本岩から構成されている。 須郷岬付近の安山岩熔岩中には片状花崗岩類の拳大, ときに人頭大の礫を含有し, また本熔岩は須郷岬石英閃緑岩に貫かれ, 小型の黒雲母および緑簾石を多数生じている。 安山岩火山礫凝灰岩は青緑色~緑色, 堅硬~やゝ堅硬, 大豆大の火山礫を多量に含有し, 基質との境は変質のため不鮮明なものが多く, 火山礫と基質との膠結度は良好である。 やゝ砂質なもの, 細粒から粗粒なもの, およびまれに円味を帯びた細礫を有するものなどがあり, 一般に無層理であるが, これらが安山岩凝灰岩と互層をなして層理を示すことがある。 安山岩凝灰角礫岩は濃緑色~緑色, 堅硬, 拳大~牛頭大の本質火山岩塊, および大豆大の火山礫を多量に含有し, 基質とはよく膠結されている。 変質のため自破砕熔岩と識別が困難なものもある。 ときに角礫が円味を帯び火山礫岩になっている。 砂岩は暗灰色, 凝灰質であり, 頁岩は暗灰色, 堅硬である。 代表的な熔岩を鏡下でみると次の通りである。
本岩の化学成分は第 2 表のとおりである。
| SiO2 | TiO2 | Al2O3 | Fe2O3 | FeO | MnO | MgO | CaO | Na2O | K2O | P2O5 | H2O + | H2O - | Total |
| 62.58 | 0.68 | 15.36 | 2.16 | 3.10 | 0.11 | 2.03 | 5.97 | 2.90 | 0.52 | 0.23 | 2.53 | 1.38 | 99.55 |
層位関係 : 白神岳花崗岩類を緩傾斜の不整合で被覆し, 片状花崗岩類の拳大, ときに人頭大の礫を含有する。
化石 : 本層中からは未だ発見されていない。
黒石沢層(命名 : 斎藤正次(1951) 4) )は藤倉川層を被覆し, 図幅地域南部に分布する。 おもに安山岩(一部酸性)細粒火山砕屑岩からなり, 泥岩および砂岩を挾有し, 藤倉川層ほどではないが変質作用を蒙っている。
模式地 : 太良鉱山図幅地域西部の秋田県山本郡藤里村黒石沢流域, および本図幅地域八森町小入川流域である。
層厚 : 200~500 m
岩相 : 安山岩火山礫凝灰岩および安山岩凝灰岩を主とし, 酸性火山礫凝灰岩・酸性凝灰岩・砂岩・頁岩, および安山岩凝灰角礫岩を挾有している。 安山岩火山礫凝灰岩および安山岩凝灰岩は緑色~淡緑色, やゝ堅硬, 大豆大の火山礫を有し, まれに火山岩塊を含有し安山岩凝灰角礫岩となる。 火山礫および火山岩塊と基質との膠結度はやゝ良好である。 一般に砂質のものが多く, 細粒から粗粒なものまであり, しばしば円味を帯びた細礫を有する。 酸性火山礫凝灰岩および酸性凝灰岩は淡緑色~灰白色, やゝ軟弱, 大豆大以下の火山礫, ときに軽石を有し, 砂質のものが多く, 石英斑晶が認められる。 砂岩は暗灰色, やゝ堅硬で凝灰質なものが多い。 頁岩は暗灰色, 堅硬~やゝ堅硬で, 泥質なもの, 砂質なものがあり, 黒石沢層の下半部に多い。
層位関係 : 下位の藤倉川層との関係は漸移整合であって, 安山岩熔岩の厚層がなくなり, 酸性細粒火山砕屑岩・砂岩および頁岩を挾有し始める所を本層の下限とした。
化石 : 本層の下部から阿仁合型植物化石を産し, 高安泰助(1950) 2) によれば下記の通りである(鑑定 : 秋田大学 藤岡一男教授)。
上記のもの以外で今回新しく採集したものは下記の通りである(鑑定 : 本所 尾上亨技官)。
藤倉川層および黒石沢層中には 粗粒玄武岩・玄武岩・安山岩および流紋岩の岩脈がみられる。 粗粒玄武岩および玄武岩の岩脈は幅 0.5~数 m, ときに数 10 m であって, 貫入時期は岩質および東北裏日本における新第三紀の火成活動からみて, 黒石沢層堆積後, 赤石層堆積前と考えられる。 安山岩岩脈は幅 0.5~数 m で, 藤倉川層中に貫入し, 同層中の熔岩流と同岩質である。 おそらく藤倉川層の堆積時に貫入したものと考えられ, 一部では熔岩流と区別しがたい。 きわめて小規模であるため, 煩雑をさけて地質図から省略した。 流紋岩岩脈は幅数 m 内外で, 貫入時期は 岩質および東北裏日本における新第三紀の火成活動からみて藤倉川層堆積後であろう。 流紋岩は一般に有色鉱物を欠いた斜長石流紋岩で, ときに石英斑晶を有する。 粗粒玄武岩および玄武岩を鏡下でみると次の通りである。
赤石層は藤倉川層と断層で接し, 図幅地域北端部にわずかに分布する。 おもに酸性軽石凝灰岩および泥岩からなる。
模式地 : 青森県西津軽郡鰺沢町赤石川流域であって, 本図幅地域内では岩崎村大間越北方の沢である。
層厚 : 200 m +
岩相 : 酸性軽石凝灰岩および泥岩を主とし, 砂岩および礫岩を挾有している。 酸性軽石凝灰岩は本層上半部を構成し, 淡灰白色~白色, ときに緑色を帯び軟弱である。 石英および黒雲母を有する軽石を多量に, ときに指頭大~牛頭大のやゝ円味を帯びた角礫を有し, 無層理である。 泥岩は暗灰色~灰色, やゝ軟弱で軽く, 凝灰質~砂質であって塊状で層理を示さないものが多い。 本層の下半部に多く, 酸性軽石凝灰岩・砂岩および礫岩を挾有している。 砂岩は暗灰色~灰色, やゝ軟弱で軽く, 凝灰質~泥質であって少ない。 礫岩は指頭大以下の円礫を多量に有し, すこぶる凝灰質, 軟弱であって少量である。 酸性軽石凝灰岩中の角礫を鏡下でみると次の通りである。
層位関係 : 藤倉川層と断層で接して, 図幅地域北端部にわずかに露出するのみであるので明らかでないが, 岩相から推定して模式地の赤石層にあたると考えられる。
化石 : 本層の礫岩中から二枚貝化石を産するが, 保存不良のため同定が困難である。
須郷岬石英閃緑岩類は青森・秋田県境須郷岬付近に小面積露出し, 基盤をなす白神岳花崗岩類とは断層で接している。 本岩類の代表的なものは, 粗粒(~中粒)の石英閃緑岩~斑粝岩であって, 青灰色~灰色, 堅硬であって原生砕屑組織による片理を示さない。 そのほかに, 細粒の石英閃緑岩があり, これは幅 1.0 m 内外の数本の小貫入岩体をなして, 藤倉川層の安山岩熔岩を貫いている(第 1 図)。 岩石は灰白色, 細粒堅硬であって, 著しく変質されている。 藤倉川層の安山岩熔岩は接触変成作用を受け, 大きさ 0.05~0.3 mm の黒雲母および緑簾石を生じている。 本岩類を鏡下でみると次の通りである。
海岸段丘堆積層は白神岳花崗岩類および新第三系を被覆し, 海岸線に沿って分布している。 段丘面の海抜は 30~140 m, まれに 180 m に達し, 海岸に向かって緩傾斜している。 礫および砂を主とし, 粘土を伴なっている。 河岸段丘堆積層は白神岳花崗岩類を被覆し, わずかに図幅地域北部の津梅川下流にみられ, 礫および砂を主とし, 粘土を伴なっている。
砂丘堆積層は図幅地域北端部大間越駅北方海岸にわずかに分布し, 砂からなる。
沖積層は海岸および河川に沿ってわずかにみられ, 礫・砂および粘土からなる。
岩館図幅地域は東北裏日本緑色凝灰岩地域に属し, この種の地域に特有の金属鉱床を多数胚胎し, また石炭は黒石沢層の下部およびまれに藤倉川層中に挾有され, 岩館炭田として知られている。
図幅地域南部の八森町銀山沢左岸に位置し, 岩館駅の東方約 2.5 km にある。 1960 年現在 休山中であるが, 往時銀鉱を採掘した。
付近の地質は藤倉川層に属する輝石安山岩熔岩および同質火山礫凝灰岩からなり, 大局的にみて, 走向 N 50~90°E, 傾斜 25~35°NW~N で単斜構造をなす。
鉱床は藤倉川層中の鉱脈および網状鉱床である。 中島謙造(1893) 1) によれば, 鉱脈は数条あって走向 E - W, 傾斜 S, 脈幅 0.5 m 内外である。 鉱石は輝銀鉱・閃亜鉛鉱・方鉛鉱および黄銅鉱であって, 脈石は重晶石・方解石および石英である。
聞くところによれば, 津軽藩時代に盛んに探鉱された旧坑が入良川の上流にある。 中島謙造(1893) 1) によれば, 輝石安山岩を母岩とする E - W に並走する4~5条の鉱脈であって, 脈幅 0.3 m 未満の細脈で鉱石は含銀方鉛鉱である。
図幅地域北部の岩崎村大間越に位置し, 大間越駅の南東方約 0.7 km にあたる。 1960 年現在 休山中であって, かって小規模に採掘された。
付近の地質は藤倉川層に属する輝石安山岩熔岩, および同質凝灰角礫岩からなり, その中に, 火山円礫岩・砂岩および頁岩を挾有している。 本炭砿の炭層は砂岩および頁岩中にあり走向ほゞ N - S, 傾斜 70°E 内外である。 炭層の厚さは 0.5~0.7 m である。
図幅地域南部の八森町小入川に位置し, 岩館駅の東方約 1.5 km にあたる。 1960 年現在 休山中であって, 大日本鉱業株式会社によって相当量採掘し尽されている。
付近の地質は 黒石沢層に属する安山岩(一部酸性))火山礫凝灰岩・砂岩および頁岩からなる。 本炭砿の炭層は頁岩(ときに砂岩)中にあり, 厚さは採掘しつくされているので不明であるが, 0.5 m 内外と考えられる。
EXPLANATORY TEXT OF THE GEOLOGICAL MAP OF JAPAN Scale 1 : 50,000
Aomori, No. 34
By ATSUSHI OZAWA (Written in 1962)
The mapped area is located in the northern part of Akita prefecture in Northeast Japan. In this area Tertiary volcanic rocks and sedimentary rocks, belonging to the Neogene Tertiary which is widespread in the coastal region of the Japan Sea, rest upon the eroded surface of the Pre-Neogene Shirakamidake granites. A summary of the stratigraphic sequence is given in Table 1.
The Shirakamidake granites consist chiefly of schistose granites. The schistose granites are generally greyish white in colour and slightly schistose. In many places, they carry a lot of oval or lenticular basic inclusions. The most typical facies is of schistose medium-grained hornblende-biotite granodiorite and schistose coarse-grained hornblende-biotite granite.
The Neogene Tertiary is divided into the following three formations in ascending order ; 1) Fujikuragawa formation, 2) Kuroishizawa formation and 3) Akaishi formation.
Fujikuragawa formation (400~1,000 m in thickness) consists chiefly of pyroxene andesite lava, lapilli-tuff and tuff-breccia. Most of the volcanic rocks have been more or less subjected to alternations such as propylitization and silicification.
Kuroishizawa formation (200~500 m in thickness) conformably overlies the Fujikuragawa formation. It consists mainly of lapilli-tuff and tuff associated with shale and sandstone, and contains plant fossils such as Metasequoia japonica (ENDO), Fagus antipofi HEER, Ulmus Takayasui HUJIOKA, and Zelkova Ungeri (ETTING.), which indicate the middle or early Miocene.
Akaishi formation (more than 200 m in thickness) consists chiefly of acid pumice tuff and mudstone. It belongs to the late Miocene.
Of the Quaternary rocks, the coastal terrace deposits, which are from 30 to 140 m, partly up to 180 m above the sea level, are remarkably extensive.
Metallic ore deposits containing silver ores are found in the Fujikuragawa formation. Most of them were worked in the past. The coal seams in the Fujikuragawa formation and the Kuroishizawa formation were also worked in small scale.
昭和 38 年 8 月 24 日 印刷 昭和 38 年 9 月 1 日 発行 著作権所有 工業技術院 地質調査所 (C) 1963 Geological Survey of Japan