10月22日午前の三宅島

 ヘリ=警視庁、発着地=東京ヘリポート
 観察者=高田、中田(地震研)の二人。
 天候:曇り,雲底高度が1000m前後,東風.
・上空観察時間
  10:00-10:30
  火口東側,高度2700フィートで主に観察.
・噴煙:噴石丘の中央の小火口から,白色,連続プリューム.
  到達高度1000m以上(雲底高度が低いため不明).
  周辺部に弱い噴気帯.
・火口内の状況
  噴石丘,火口底高度は,中田さんによると変化なし.
  (中田さんは,レーザー距離計により火口底高度を測定)
  新しい崩落はなし.北側の池は赤褐色.
  東側の池は,褐色ー灰色(天気によるみたい)
 
・ガスの状況と流れる方向
  南西ー西方向(阿古の北側)に青白色のミスト流れ下っている.
  雲より低い高度.
  ヘリで近づくと硫黄臭.
・その他
 火口中心に観察したので泥流の状況は不明.


陥没火口内

噴煙を上げる火口

陥没火口西側火口底