10月15日午前の三宅島

観察時間 AM9:45~AM10:17 [東京消防庁「ちどり」]
報告=伊藤(地調).同乗者=中田(東大)
■ 噴煙の様子
 山頂部やや上空は雲に覆われるが,南方より噴煙を望むことが可能.噴煙高度約3000m.噴煙は白色.高高度は南東の弱い風. 
 地表付近は北東の弱い風で,硫酸ミストは,村営牧場から阿古方向に地表付近を流れ下る.
■ 陥没火口内の様子
 主要火口からほぼ一列に配列する火口群の延長 陥没火口壁底部からも蒸気が上がっている.
 土砂噴は確認されず.
■ その他
 北東から北方向の植生の被害が顕著.
 神着~焼場付近の沿岸部,新鼻沿岸部が変色.大船渡湾の崖崩れによる変色も確認された. 

 
西側から三宅島を望む.
青灰色(硫酸ミスト)が写真右手に漂う.
陥没火口底.
赤場暁付近の土石流.
南東山腹.
土石流により沢筋が深くえぐられている.
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