10月11日午前の三宅島

観察時間AM10:00〜AM10:25 [航空自衛隊 双発ヘリ]
報告=伊藤(地調).同乗者=大島(東大)

噴煙の状況

 山頂部および中腹部に雲多量. 
 噴煙と雲の明瞭な区分はできなかったが,南東方向にかけては,硫酸ミストと思われる青白い雲が漂っている.周辺では硫黄のにおいもした.

観察結果

海岸線部の崖崩れと一周道路の土石流の確認を行う.一周道路の三七山付近では道路面にドロが載っている(黒色になっていた).他は 顕著な泥流を確認できず.三池および美茂井付近の一周道路を走行中の車両(各1)を確認.

 大船渡湾の崖の一部が崩れている様子で,海水変色.ツル根岬周辺も沿岸部の狭い範囲が変色.


 

搭乗ヘリ
観察時は転落防止用安全ベルト・ヘッドホンを装着(大島さん@東大)
曇天
南西方向に流れる硫酸ミスト 三七山〜赤場焼付近の土石流.10/10午前中の状況では車両の通行は可能な模様 大船渡湾.海水の変色は,漁港北側の急崖の一部が崩れたことが原因と思われる.
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