
南側海上から見た新期古岳火山.2002年11月6日.
新期古岳火山の山腹は複数の安山岩質溶岩流で覆われている.山頂から写真手前に広がる溶岩流は,
新期古岳の溶岩流の中では最も新しいと考えられる平床溶岩.

古岳火口
新期古岳の山頂から古岳火口底を見る.2002年11月撮影.火口底右端(南端)から
は比較的活発な噴気活動が見られ,昭和初期には硫黄の採掘が行われていた.古岳火口内には低い
多重の火砕丘が発達しており,火砕丘の形成と噴火による破壊が繰り返されたことを示している.
火口の最も内側にある火砕丘は,東斜面に下っている約200年前の七釜火砕流堆積物に連続している.

古岳火口内の噴気と火口壁
古岳火口東端から火口内を見る.2003年3月23日撮影.火口底南端からは比較的活発な噴気活動が見られ
る.噴気の出ている火口底を取り巻く低い火砕丘が最新の火砕丘で,七釜火砕流の噴出と同時期に形成された.奥に見える火口壁には,中央部に平床溶岩,その右側(北側)に新期古岳火砕丘堆積物1,平床溶岩の左側(南側)にはそれを覆う新期古岳火砕丘堆積物2がみられる.

新期古岳火口壁2002年11月撮影.
新期古岳火口の火口壁には,古岳火口での爆発的噴火に伴い形成された火砕丘を構成する,成層した
火山角礫層(新期古岳火砕丘堆積物1)が露出する.間には薄い溶岩流が認められる.右奥の成層した
アグルチネートの山体は古期古岳火山.

古期古岳山体
古岳火口付近から古期古岳山体を見る.2003年11月撮影.約1万3000〜1万1000年前にかけて形成された古期古岳火山
は,玄武岩質安山岩のアグルチネートからなる.古期古岳の形成後,その山体は南側に向かって崩壊し,その崩壊地形内を埋めて新期古岳火山が成長した.写真に写っている崖は,そのときの山体崩壊によって形成された.